第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
遊び疲れた秀次を背負って帰る時も…
恵土「しゅ~う~じ~
寝ちゃったか?」
おぶりながら問いかけると…
秀次「ん…うん!^^
(恵土の背中だ!(微笑」
ちょうど起きたみたいで
嬉しそうに微笑みながら、秀次は背中に顔をうずめていた
それに振り返りながらも…
目に見えない、何かを感じ取りながら…答えていた…
恵土「そっか^^
おやすみ、秀次。
いい夢を見てよ?(微笑」
秀次「うん!(微笑)
恵土と一緒なら、いつでも幸せだよ^^//」
恵土「驚)!
…(微笑)//
私も…
秀次といれるのなら、いつでも幸せだよ^^//」
そうして笑い合っていた…
互いが居ることに幸せを感じながら
少し照れくさそうに…
互いに、両頬を染めながら…
当時5歳の秀次と、12歳の私の出来事だった…
それから私が15歳になって、玉狛へ行く時…
秀次は8歳になっていた…
秀次「どうしても行っちゃうの!?
やだよ!!こんなの絶対嫌だ!!!(涙」
恵土「…秀次…」
玄関先で泣き出す秀次に
思わず足を止め、向き合いながら両肩に両手を置いた…
恵土「大丈夫…
きっと、また帰って来るから(微笑」
秀次「ぐすっ)…ほんと?」
恵土「頷く)うん!^^」
秀次「ぱあ)…//(微笑)
じゃあ、待ってる!^^//」
恵土「ドキッ)うん//(微笑」
それに微笑みながら両肩から両手を離し
玄関の扉へ向いてから、少し振り返って…
いつものように左手を秀次へ差し伸ばした…
恵土「絶対…
絶対、帰って来るから(微笑)
約束するよ^^」
秀次「うん!^^約束!」
いつものように、それを両手で握る秀次に
満面の笑みを浮かべ、それから左手同士で指切りをした…
生きている限り、また…
秀次のもとへ帰って来ること…
また、秀次と一緒に過ごすこと…
ずっとずっと…
どんなことも、共に乗り越えていくこと…
それらを、愛しているという想いと共に…
誓い合った…