第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
ゼノ「お前!…何でそれをっ!」
遊真「超感覚のサイドエフェクトで見えたのか?」
恵土「…いや、自力で押さえ込んでるから
なんとなくで感じ取ったってだけだ。
それよりもリリスに謝りたい。
あそこで叩く必要はさすがに;
体が勝手に動いちまった;」
遊真「もう何十回も謝ってるぞ?
いい加減にやめないとしつこいバカだ」
恵土「ゴーン!;)バカなのか!?;」
ゼノ「…いいだろう。
その実力を見せてから言え」
恵土「了解」
その後…
次々に現れる敵を、あっという間に倒し続ける恵土に対し…
ゼノ「もっと強い奴はいないのか?」
栞「ふっふっふっ。
じゃあ、恵土ちゃん自身かな(キラン」
そして対峙するも、瞬く間に切り伏せた…
ゼノ「…全快の恵土も斬れるのか」
栞「恵土ちゃん、成長していってるからね^^
記録にして、トリオン兵を5000億体は倒してるらしいし
今では億を優に超えてるね(微笑」
ゼノ「5000億体だと!?」
メガネをあげて光らせながら笑っていう栞に対し
ゼノは驚き…
遊真「記憶のデータによると
8兆3281億2957万6408戦、無敗だがな」
ゼノ「…そんなに、強いのか…」
その事実に…思わず、息をのんだ
ゼノ「トリオン能力も強いのか?」
栞「もちろん。
歴代最強って言われてるよ?」
遊真「あいつは…
超感覚っていうサイドエフェクトで
相手のトリオンやエネルギーをもとにして
いくらでも自身のトリオンやエネルギーを回復できる上に
相手のトリオンと性質を同じにして
どんな攻撃も防御も無効化、瞬時に利用することだってできるんだ」
ゼノ「…解らないな…
何で、そんな奴が…」
遊真「…あいつは、何度も近界民に殺されかけた」
ゼノ「!
だったらなおさら!」
遊真「…それでも…
あいつはきっと、それごと許す。
許して、そいつの幸せを望む…
それが、恵土なんだ^^」
一つの答えと共に、恵土を見つめながら微笑む遊真…
そして恵土の過去が明かされ、伝えられる…
それに対し、ゼノは…?
(11月22日AM2:56更新、577~583(7ページ))