第19章 劇(退院祝い)
その後…
武富「ボーダーの皆さん、こんにちは!
海老名隊オペレーター武富桜子です!
恵土先輩がいる所に戦いあり!
武富も解説として参戦します!!(ウィンク&敬礼」
修「ってどこから!?・・;」
武富「恵土先輩!木虎ちゃん!ナイスな演説でした!!
見事にコレクションに加わりましたよ~!^^」
木虎「削除してください!!;」
恵土「解説はまた今度な^^」
武富「はい!楽しみにしてます^^♪」
無駄なまでに騒がしい戦いが終わったのは…
恵土「トリガー、オン」
無機質な音声と共に呟かれ
いつも通りの白地に青ラインの格好になり
左手に直接0.01秒でトリオンを白い光として集中させ
床に叩き込むや否や
恵土「サイレントブラスター!!」
叫んで打ち込み0.01秒で全員の全身を射抜き
戦いを強制終了させた。
恵土「いつまでもうるせえ。
ガキかてめぇらは(真剣&睨」
修「戦いの時とギャップが激し過ぎです!!;」
そう真剣な表情で見下ろすように言い切る恵土に対し
見事なタイミングでツッコむ修;
恵土「いやぁ~(にぱ)
一回やってみたかったんだよね、こういうの^^
あっはっはっ^^♪」
木虎「恵土先輩…;」
『滅茶苦茶大人げない;』
思わず全員がはもる中
遊真「一件落着だな^^」
そう呟かれ、事態は『一度は』収束した。
賑わう会場の中、呟かれた言葉に静寂が戻る。
恵土「お前ら…
新型トリオン兵を相手にしてるんだってな、私に内緒で」
修「!え」
恵土「何でそれをって顔だな。
過去を見たんなら、私のサイドエフェクトも知ってるはずだろ?
小さい時、どういう風に見えていたのかも…
その光景まで、全部…」
真剣な面持ちのまま語るそれは…
眼光がとても鋭く、戦いで見せるそれと同じだった…
恵土「隠していたことを責める気はない。
私がまだ本調子じゃないことを気遣ってのことだって事ぐらい解るから。
それでもよぉ…
一つだけ、どうしても腑に落ちないことがある…
修、遊真、栞…千佳はどうした?
お前たちなら、知っているはずだろ」
修「!…
(やっぱり、見抜いてる…
宇佐美先輩がついてくれた、明日から合宿っていう嘘も…全部…
なら、やるべきことは一つ!)
俺に、ついてきてくれませんか?」
一つの提案に、頷く