第19章 劇(退院祝い)
今から1年と5ヶ月ほど前
2014年9月、入隊後
ボーダー基地
緑川「ねえ!
玉狛でしょ!?そのマーク!」
恵土「?ああ」
緑川「(迅さんのいる)玉狛にいれて!」
恵土「ん~。
でも、それは迅が決めるものなんじゃないのか?
迅が入れないのなら、何か考えがあってのことだろ?」
緑川「え~」
迅「そうそう。
まだB級にもなってないだろ?」
緑川「ぱあ)迅さん!!」
迅「第一、最上さんを師匠に推薦してきて
俺はここまで強くなれたと言っても過言じゃないからな。
太刀川さんだって、恵土が忍田さんに頼んだから
今やアタッカー1位だし。
風間さんも俺たちも
恵土が助けてボーダーに入ったようなものだし。
木虎だって、もうB級からA級だろ?嵐山隊」
恵土「あいつらの力を引き出したにすぎんよ」
迅「それに、去る者は追わず来る者は拒まずで
それで自分で考えて努力しないとって
感じるタイミングまでしか、やるべきことを教えてないだろ?」
恵土「戦場では一つの判断が命取りだ。
その考え方は
その人個人によって変わっていくものだから
一々とやかく口を出した所で
1つ1つに完全にあっているということにはならない。
即座に動けるのは、自分で瞬時に考えついて
行動に移し続けたものだからな。
逆にそれを囮にして倒すって道もある」
迅「恵土先輩のサイレントブラスターとかな!^^
どっちにしろシールドを変形させたものだったり
放出したトリオンを超高速で操るシューター技術を添加したり
かと思わせて足場にして跳んだり跳ねたり
姿勢制御に位置固定して出したシールドをつかったり
そうじゃないシールドを使って空中浮遊したり
高密度にして光らせて、グラスホッパーかシールドか解らなくしたり
それ以前から最強のシールド&グラスホッパー使いって有名だった!^^」
恵土「その当時はスコーピオンっていう概念が無かったからな。
東とチームを組んでた時、弧月を使わず素手で大盤振る舞い
素手の暗殺者って言われたよ」
迅「あっはっは!^^いえてる!(微笑」
ワイワイと昔話が盛り上がる中
緑川はただただ驚きの事実にあ然としていた…