第19章 劇(退院祝い)
~1月24日~
鎮静剤を切っても意識回復せず。発熱続く。
様子を見る。
~1月25日、26日~
意識は戻らないものの、循環系はだいぶ安定しているとの事。
~1月27日~
全身状態や呼吸状態の改善、
自力での呼吸ができており、呼吸機能の回復が見られた。
意識レベルも覚醒はしないものの
今まで300(痛み刺激に応答なし)だったものが
200(痛み刺激に手足を動かしたり、顔をしかめる)まで回復。
空気の通過の障害となる上気道狭窄がない
人工呼吸器を要しないほどの十分な呼吸能力
咳払いによる痰の喀出が可能
安全に嚥下ができる
以上の点に問題が無かったことから
ICUから一般病棟へ移動させることが決定。
ICUを出た後には
カニューレ(酸素を送るために挿入していた管)を抜去し
気管切開孔は自然閉鎖させることが決定したとのこと。
~1月28日~
大分容体が落ち着き、安定したため
一般病棟に移ることを許されるが
今後のことも考え、特別個室へ移動することとした。
もう安心していいと言われた三輪は
呼び出されていた取材に応じに行き、その後に倒れた。
~1月29日~
順調に回復しているように見え
見舞いに来ている人にも安堵の表情がうかがえた。
~1月30日~
PM10:56、目を覚ます。
その後、食事も会話も滞りなく順調。
風間「あとは、知っての通りです」
恵土「というか、よくここまでまとめあげたな;」
風間「これでも、全て書いていたものではありません。
全て簡略化して見やすくしたもので、語弊が生じているかもしれませんが」
恵土「いやいや、凄いよ。
秀次の様子まで書いてくれて^^」
風間「それでも、当時は大変でしたよ。
特別に弟子の二人が入ることを許されて入った結果
俺は当時、護衛として入ることができていたんですが
何本もの管と、何本もの点滴と、何本ものモニターに繋がれている状態を見るや否や
緑川「生きてるんだよね!?死んでないんだよね!?」
不安げで泣きそうな顔で揺すってきたリ
一度心臓が止まりかけた時にはとても騒然としていて
木虎は泣き崩れ、緑川は泣きながら叫ぶ有様でした。
あの状況を一言で形容するならば
『嵐』を通り越して『地獄絵図』です」
恵土「それはそれは…なんかごめん;(汗」