第19章 劇(退院祝い)
退院後、劇を作ることとなったのだが…
そのきっかけとなった出来事があった。
恵土「なあ」
歌川「?何ですか?」
恵土「明日の2月11日に退院が決まったわけだが…
それまでに、一個だけ聞いときたいことがある(真剣」
菊地原「だから何ですか?忙しい時に」
何やら、退院するとのことで要らない荷物を送るため
わざわざトリオン体で動かしまくっている最中の風間隊
ベッドで横になった恵土は
まだ安静にするように言われているため、そのままで尋ねた。
恵土「…私って、そんなに子犬っぽい?(首傾げ」
その背後には、赤柴犬の子犬が首を傾げる姿が…
菊地原「あー、なんだ。そんなことですか」
恵土「結構気にしてるんだよ!
色んな人から言われるし!;(おんっ!」
歌川「まあ、思わない人なんていないでしょうね」
恵土「なんだって!?;」
風間「むしろ、会った瞬間から思ってました。
性格的にも動き的にも動物っぽい人だと
その割に戦術は仙人以上で」
恵土「その割ってバカにしてんのか!;
まあいいや;(溜息&汗)
…もし、飼ってたらどう思う?」
菊地原「え~。
飼わないでしょ、それ以前に」
恵土「ガーン!;)!;」
歌川「俺なら飼います!//(拳握る」
恵土「ぱあ!)!//(ぶんぶん」耳と尻尾生えた
風間「俺も出来れば飼いたいですね。懐けば」
恵土「わん!//(キラキラ&嬉しそう)
ってあれ;何で私吠えたんだ?;」
菊地原「やっぱり犬だ…(ぼそ」
あの2月8日の晩から
恵土は心から救われ、より開放的になっていた。
その頃、B級上位に食い込んだ三雲隊の
次のランク戦の予定が決まった。
次の日、2月9日の朝に木虎から
『急に、すみませんでした;』と謝られるも
『逆に救われた、ありがとう^^』と礼を言い
『私も救われました//』と頬を染める感じで
心から互いに既に全てを許し合っており
病室で笑い合っていた…
それから木虎は広報の撮影に行き
その後三雲が千本ノックのようなことをし
その晩に防衛任務があったそうなのだが
真面目にリハビリをしていた…
その甲斐があってか
その日の様子を見て、明日か明後日にでも退院できるか
次の日(2月10日)、検査をすると言われたのだった。