第3章 戦術
~おまけ~
遊真「今日は、トリガーに関して教わるぞ」
三雲「トリガーとは
元々は近界民文明を支えるテクノロジーで
様々な形状・性能のものがある。
用途も様々で、武器の他に空間を作り出すこともできる。
また、同じトリガーでも
使用者のトリオン器官の強弱によって威力は異なる。
トリガーは武器として起動すると、実体に代わり
トリオン体(戦闘体)が現れ、
実体はトリガーの中に収納される。
トリオン体の時は、
戦闘能力が生身の状態と比べ格段に上がり、
いくらダメージを受けても実体に影響することはない。
しかし、戦闘体のダメージが大きすぎると戦闘体は消失し、実体に戻ってしまう。
その時は、本体が自動的に基地に送還されるシステム
ベイルアウトが起動するんだ。
S級以外の隊員が持つ通常のトリガーを
さっき言ってた『ノーマルトリガー』とも言うんだ」
遊真「なるほど。さらっとおさらいしたな」
三雲「トリガーホルダーという入れ物に
トリガーを最高8種類まで入れて使われている。
トリガーホルダーは細長く、
片手に収まる程度の大きさで、本部直通通路の入口を開ける鍵にもなるんだ」
遊真「ほうほう」
三雲トリガーは両手で2種類同時に使うことができ
利き手側のトリガーを主トリガー(メイントリガー)、
利き手の反対の手で扱う方のトリガーを副トリガー(サブトリガー)と呼ぶ」
遊真「4つずつ使えるってことだな。
俺たちが知っている情報はここまでだけど
何か補足はないか?恵土」
恵土「ん~。色々あるんだけど
武器とかに関しては、栞から説明受けただろうしなぁ…」
三雲「確かに…
でも、恵土先輩って
ボーダー創設期からいるんですよね?
トリガーが出来るまでの過程とか説明を受けたいのですが…」
恵土「そうだなぁ…
よし、長くなるけどしようか。いい?」
遊真/三雲『もちろん/はい!』
恵土「弧月(こげつ)や、銃とかはもとからあったんだけど
後々、私が入ってから
シューター用のトリガーが加わったんだ」
遊真「今回は、次のページに続くぞ!」