第3章 戦術
三雲「その…説明、お願いします;」
恵土「えっとね…
早い話
8歳から、トリオンやエネルギーを体外に分散させてないんだ。
一回も」
『…ええ!?;』
恵土「だから、それまでの分のエネルギーもトリオンも
全部が、その当時から溜めっぱなし。
その数値が測定機に出ないように制御しているんだが
トリオン器官がどうなのかは制御できないんだ。
だから衰える所か、成長を続けててびっくり^^♪」
宇佐美「初耳だよ、それ;」
小南「私も」
恵土「そりゃ、今はじめて言ったし。
それでも、実際に使っているのは
そのトリオン器官が今作り出しているものだけ」
『ええ!?;』
恵土「だって、同じ条件で戦いたいし。
過去に作り出された分は使わない主義なんだ。
それだから
体内の方があまりにエネルギーで濃密過ぎて…」
遊真「だから
その分だけ、押さえる力を強くしないといけない。
それによって、トリオン器官が
より成長しようとしているからなんじゃないのか?」
三雲「なるほど」
恵土「そんなこんなで
その溜め込んだ過去の分は
緊急時に、解放状態として使おうって決めたんだ。
それから私自身には
もともと、トリオンを自在に扱えるから
トリオンをどう使うのかを設定した
『トリガー』自体必要ないんだよね;」
遊真「それは前に聴いたな」
恵土「ありゃ;
まあ、ノーマルトリガーと
玉狛支部のトリガーとで使い分けていて
…本当に、いざって時に
ホワイトトリガーを使うって感じ、かな?」
陽太郎「以上で説明は終わりだ!(キラン」
小南「あんたが仕切るんじゃない!」
ごんっ!
陽太郎「なんでぶつんだ;ぐすっ;(涙目」
小南「そこをし切るのは恵土でしょ!」
迅「まあまあ^^;
とりあえず、そういう奴もいるってこと
一応覚えておくに越したことはないぞ?」
三雲&雨取/遊真『はい!/了解』
こうして
恵土の戦術を教える時間は終わった…