第18章 リハビリ
緑川「きっと…逆だったら誰にでも無理だって思う。
だから…選ばれたんじゃないのかって思うんだ。
始祖神の魂を持つことを、始祖神の力を持つことを…
どんな風な行動をとったって
その本質は変わらないんだよ」
木虎「…そうね。
きっと、行った行動すべてに責任を感じるような人だから…」
緑川「ずっと昔から必死で
それごと全部が大好きで、護り抜こうとできる人で…
誰よりも人の痛みに寄り添おうとできる
媚びようとしているんじゃない、愛そうとしてるんだって…
理屈じゃなく、その幸せを望んでるんだって…
求めても求めても、帰ってこなかった…
村人の皆の先の笑顔じゃなくて…
今、目の前にある笑顔をさ^^
そんな生き方を知れたのも、ここに入ったから。
迅さんに憧れて入ったけど、その生き方が凄くって
その道のりも半端なくって…
それでも立ち止まらずに、人の為に頑張り続けることができる人だから…(微笑」
木虎「…ええ(微笑」
お互い、理解していることを感じ入りながら
思わず微笑み合っていた中…
緑川「あ。
もしかしてエンジニアで頑張り続けてたってのも知らなかった?」
木虎「そ、そのくらいは知ってたわよ!
トリガーを作っていたって事ぐらいは//(腕組み&ぷいっ」
緑川「へえ~(にやにや」
答えた直後、顔を覗き込みながらにやついた
木虎「な、なによっ!(汗」
緑川「木虎ちゃんって意地っ張りなんだね^^意外と」
木虎「だ!誰がよ!//」
緑川「あっはっはっ!^^怒ったぁ~^^♪」
そう言いながら走って逃げようとする緑川。
木虎「待ちなさい!こらっ!
緑川くん!!」
そう叫びながら追いかける木虎。
緑川「ねえ…恵土先輩。
今…少しでも、その背中に近付けてるかな?)
へへっ^^
恵土先輩の受け売り!逃げるが勝ちぃ~!
(やっぱり俺、恵土先輩みたいになりたいな^^
人の抱え込んでいる闇も不安も
あっという間に吹き飛ばせる…
そんな、恵土先輩に^^」
走りながらそう思う緑川の顔は
どこまでも輝いているように見えた…