第18章 リハビリ
その最初のランク戦、3日前
恵土「思いつくだけの戦術を全部叩き込む。いいな?」
東「了解」
そして…
それは、20時間にも及んだという…
東「…;ぶっ続けでこれまで入れろといれれると;」
恵土「頑張れ。メモ書きしててもいい。
これでもまだ思いつく中の1億分の1だぞ?」
東「ガーン!)これでもまだ!?2000通りありますよ!」
恵土「相手がどんな手段を考え付くかなんてのは
その相手じゃないと解らない。
予測の数がどれだけあったとしても
実際に当たるのは、その中の1個だけだ。
かすりもしていなければ、不意打ちでやられる。
肝に銘じておけ。
幾億のパターンを脳裏に焼き付けておかないと
何もやれずにやられるのはうちだ(真剣」
東「驚)!
確かに…
予測があるのとないのとでは対処の速度が変わってくる」
恵土「ああ。
だから考えておくに越したことはない。
考えて無駄なんていうことは一つもないんだ。
もし使わないことになったとしても
いずれ、繋げていけばいいだけだ」
東「…解りました。
流石ですね(微笑)
1000億もの猛者。頼りになります」
恵土「私の場合
戦いを数え切れないぐらい経験してきたから解ることだ。
戦っていれば
なんとなくでだが、狙いが見えてくる。
遠くから見るお前なら
なおさらに大局的に見えるはずだ。
要は経験。
そこから読み取れるようになれ。
お前なら絶対にできる。
その実力がある。
ってことで役割分担だ。
私はサイドエフェクトで
自身のトリオンに触れている
相手の次の動きを、全て読み取れる。
その感じ取っていることを送るから
お前は走りながら率いてみせろ」
東「え。そんな無茶な」
恵土「できる!
第一、他の奴等じゃ誰もついてこれなかったからな;
この話し合い;(溜息」
東「…解りました。
では、遠距離から援護に回り
指示を出します。
そして、A級になる!(真剣」
恵土「そうこなくっちゃ(頷&微笑」