第18章 リハビリ
恵土「私の場合は…
そんな言葉を聴きたかった相手は
もう、死んでいないから…」
木虎「!」
恵土「自分の言葉しか、何も返ってこなかったから
そう思うしかなかった(苦笑)
否定する人なんて、いなかったからさ…」
寂しそうな眼をしながら微笑んだ。
そんな中
木虎「その人なら、ここにいます!!」
恵土「!」
木虎「私が!
そんなのは嫌だって思っています!!
今だって、ずっと!!!
そんなあなたが居なかったら…
私は、きっと…(涙目」
恵土「…解ってる(微笑)
その言葉の先は、もう…
ありがとう、藍…
もう、自分を責めなくていい。
私も、これからは自分を責め過ぎないようにするから…
だから、泣くな(苦笑」
木虎「っ//;」
恵土「こっちまで涙がうつるだろ?^^//;」
優しく頭を撫でる中、顔を赤らめながら
涙が零れ落ちていく…長年の自責と共に…
そんな中、恵土もまた涙が流れ落ちていく…
互いに負い目に感じていたことを
打ち明け、互いにそう思ってくれている者がいることを実感しながら…
恵土「ありがとう、藍…
ずっと、そんな言葉が聴きたかった…(涙)
ずっと…望んでたんだ…
その言葉を…(震)
本当に、ありがとう^^(ぼろぼろ」
両目から涙を零しながら
木虎を抱き締める中、木虎もまた…
木虎「その台詞…そのまま返しますっ(ぼろぼろ」
抱き返しながら、涙を流していた…
ぱちぱちぱち
どこからか響いた拍手に
連なるように拍手が鳴り響いていき、会場が拍手に包まれていた…
迅「駿」
緑川「何?迅さん」
迅「そのサングラス、涙を隠すためにあるわけじゃないぞ?」
緑川「違うって^^;
二人の笑顔が眩しいだけだよ(ぐすっ」
迅「…ああ。そうだな(微笑」
二人の心からの笑顔を見ながら微笑み、拍手する中
太刀川「良かったな、恵土;(ぼろぼろ」
迅「隠す気ないでしょ;」
太刀川「幸せになれよ;」
迅「聴いてないし^^;」
風間「…今回の所は、終わるまで待つか(微笑&ぼそ」
病室へ連行されるのは、ランク戦が終わってからになったそうな
(11月14日AM9:50~15日AM2:05更新、491~517(27ページ))