第18章 リハビリ
恵土「それでも…
私は、お前を誇りに思っている。
弟子として持った中で
お前以上に、自分に厳しい奴はいなかった。
72時間もの間、感覚時間伸ばして
そんな中じゃ10秒でも、実際は1秒の休みも与えず
がむしゃらに続く攻撃の中、耐え抜ける奴なんて
お前だけだった」
緑川「うわぁ;俺にも同じ感じでやってたんだ。
通りで長く感じたわけだ;(苦笑」
思わず呟く中…
恵土「そんな中でも
必死に立ち上がって、立ち向かおうとする奴はな…
お前で、二人目だ…
そんなお前だから、護りたいと思った」
木虎「…でも」
恵土「蒼也に関しても同様だ。
あんなに熱心に、自分に厳しく頑張り続ける奴はいなかったからな…
ま、あいつの場合は3時間足りなかったってだけで
弟子にはふさわしくないって、自主的に断られちまったがな;
感覚時間的に3時間だから
実際は残り18分だけで、十分許容範囲だったんだが…;
あいつ、そういう所に関しちゃ頑固だからなぁ^^;」
その頃、通信を繋げていた結果
その声も、映像も見えていた風間は…
風間「余計なことを…(溜息」
タクシーの中、呟いていた…
所戻って会場…
恵土「だから…護りたいって思った。
大事な奴等なんだよ、お前らは(微笑)
初めて、私が教えについたのが蒼也だった。
そして…
弟子と認める奴ができたのは、お前と駿ぐらいだ。
今やもうお前らは、A級。
当時平均より少なかったはずのお前のトリオン量も
鍛えに鍛え抜いた結果、もう平均レベル。
駿だってグラスホッパーで
ピンボールとか、その応用も自在にできるようになった。
自慢の弟子たちを護るのに、文句なんていらないだろ?^^」
そう言いながら満面の笑みを浮かべる中
二人は未だに、マフラーから手を離さないまま…
木虎「だったら…
何で、恵土先輩は自分にはそういう言葉を!」