第18章 リハビリ
木虎「恵土…先輩?」
恵土「よ~っ!^^
絶対安静からつい先ほど安静に下げられました~。
ってことで、3週ほど寝たきりだったわけだけど動けたし
ここまで歩いてこれまs?」
そういう中、ずかずかと突き進む木虎に対し
?を浮かべた直後
木虎「何考えてるんですか!!!!」
恵土「キーン)××;」
木虎「安静には違いないんですよ!!
なのになんだってリハビリと称してここまで来るんですか!!
何kmあると思って!!!」
恵土「ふへぇ~;(ぐるぐる」
あまりの大声と
マフラーを掴んでの激しい揺さぶりに目を回す恵土に対し
迫りながら大声で叫び続ける木虎;
迅「まあまあ。悪気があったわけじゃないんだし^^;」
緑川「そうそう^^;」
太刀川「多めに見てやれって^^;」
木虎「あなたたちがそんな感じだから
平気で無茶ばっかりするんです!!!!!」
三人『あはは;(苦笑』
恵土「いやいや。結構な覚悟もんだったぞ?
傷口に響いて痛むわ、呼吸がしづらいわ、左肩が痛むわ。
それでも頑張って辿り付けたんだから、よかったよかった^^♪」
木虎「よくないです…」
俯いたまま顔色が見えない木虎に対し…
恵土「?」
首をかしげる…
そんな中、恵土のマフラーを掴みながら
木虎は、その顔を見上げた…
木虎「これ以上…
あなたに何かあったら、私が耐えられません!!(涙目」
恵土「!」
木虎「その首の傷だって
ずっとマフラーを巻いて、隠し続けてっ…」
恵土「そ、そりゃまあ…負い目を感じて欲しくなくて;
っていうか藍は悪くないんだから気にすんなって^^;」
木虎「私の、責任です…
あの時…私が、少しでも動けていれば…
少しでも早く、敵に気付けていれば…
私はっ…
恵土先輩に、傷跡を残さずに済んだはずなのにっ…;(涙」
零れ落ちていく涙…
恵土「いっ;ちょっ;(おろおろ&あわあわ」
それを隠そうと抱き締めながらも慌てふためく恵土…
木虎「私が、あの時いなかったら…
ベイルアウトしていれば、恵土先輩はっ…(涙」
そう言いながら、呟いた木虎に対し…
恵土は、ある場面が脳裏に浮かんでいた…