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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第18章 リハビリ




時にして

今から7ヶ月20日ほど前


誰にも見られないブースの中、初めて全敗した…


恵土「よし。

50回戦ったが、これで解ったか?」

村上「…はあっ…はあっ」


恵土「戦闘での戦い方は一つじゃない。

私みたいに、その時その時相手の出方で変える人もいる。


そして、無尽蔵に

柔軟な発想を生み出しながら相手を倒すことも可能だ」

村上「…早過ぎる…」


恵土「来馬から聴いたぞ?
期待のエースだから鍛えてやって欲しいって」
村上「!」

恵土「でも…私が見る限り…

何か…未だに心の底では悩んでるみたいだな」

村上「え」顔を上げると


即座に、スコーピオンをつきつけられた。


恵土「私は…近界民を5000億体倒した。

記憶から読み取って数えたらしいが、そんなものはどうでもいい。


実戦経験が豊富だからとか、そんなのも言うつもりもない。


ただ、これだけは覚えとけ」

ナイフを下ろしながら、床にひざまずき

目線を合わせながら言葉を紡いだ


恵土「戦いは、最初は苦しかったり解らなかったりで

色々な挫折がある。


人生とかとも一緒だ。

色んなことに悩んだりすれば、迷ったりもする。


でも…

楽しいなら、大いに楽しめばいい^^


何が妨げになってるかは知らないけれど

戦いってのは、はまっていけばいくほど奥が深い。


答えが一つだけじゃないように、まだまだ広い。


だからさ…心配するな(微笑」

村上「…一体、何の」


恵土「私が、お前の壁になってやる」

村上「!」


恵土「これから何度だって付き合うさ。

何十回だろうが、何百回だろうが、何億回だろうがな^^


私に、がむしゃらに立ち向かって見せろよ。

今まで数え切れない戦いの中で、かすり傷さえつけた人はいない。


遠慮なんてしなくていい。

それがお前の強さで、強みだろ?」


村上「っ…

それでも俺は!!」


そんな時、肩に手を置き

救いとなった言葉をつぶやいた…

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