第17章 助けとしがらみ
衝撃の言葉に対し…
恵土「…蒼也、きくっちー」
思わず、その名前を呟く中…
菊地原「なんか一人だけ略称なのが腑に落ちないんですけど」
風間「ひとこと余計だ」
恵土「っぷw
…ありがとう^^」
そんな折、昔から変わらぬやり取りと
そう言ってくれる二人に、礼を言う恵土…
その顔は、嬉しさと共に笑顔に包まれていた…
夕方に見える、温かな光と共に…
秀次「…」
がらっ
そんな時だった…
秀次が入ってきたのは…
恵土「!…秀次」
秀次「………」
それに驚く中、申し訳なさそうな顔をしながら入ってきた。
秀次「…悪かった(ぼそ」
恵土「?え?何が?」
秀次「いや…
あんなことを言って」
恵土「???」
秀次「…察しろ!!;
あんなことを言うつもりじゃ…
恵土「別にいいよ。
解ってる。
でも、それを聴けて安心した^^
確信が無かったもんだから」
秀次「なくても解るだろ!!」
恵土「…うん(微笑)
わざわざありがとう^^」
秀次「…(顔をそらす)
後で、後悔した…
解ってた…
本当は……
そんなつもりで惚れたんじゃないって事ぐらい…
俺と過ごした13年よりも
あいつと過ごした半年の方が大事とか…
そういうのも関係ないぐらい…
愛しているんだということも…」
菊地原「うっわ。今更わかったんだ」
がしっ(肩を掴む)
風間「向こうへ行くぞ」
菊地原「えー?」
ずるずる
恵土「いやいや、行かなくていいよ。
もっと言ってやって(にへら(悪ノリ」
秀次「ふざけるなっ!(イラッ」
菊地原「だって本当に今更過ぎるでしょ?
今まで恵土の何を見てきたんだって感じで(ぶうぶう」
風間「やめてやれ。
本人が一番よく解っている」
恵土「いやいや本当に。
秀次ったら、変な所ですねちゃうくせがあるからねえ」
秀次「殺すぞ(イラッ」
恵土「ほら、今だってこんな感じで」
菊地原「そんな弟もつと大変ですねえ」
恵土「そうそう。
それでもそれごと愛しているのよ~」
秀次「…近所の井戸端会議に見えるのは気のせいか?;(汗」
風間「いいや。俺にもそう見える」
和気あいあいと語り出す二人に対し
思わず突っ込む二人であった…;