第17章 助けとしがらみ
そんな思い出を思い出す中…
秀次「何を思い出しているんだ、俺は…;)
…(ちらっ」
恵土の方を見ていた。
恵土はと言うと…
緑川「恵土先輩!
国民栄誉賞なんて凄いじゃないですか!(キラキラ&微笑」
恵土「いやいや。
本当に凄いのは、私を生かしてくれた皆だよ^^」
遊真「本当に人ばっかだな」
恵土「ふっ)それが私だb(キラン」
遊真「そうだなb(キラン」
互いに右拳の親指を立てる中、意見が合致していた…
恵土「…秀次、ごめんな(苦笑」
秀次「…気にするな。
どっちにしろ、俺は……
俺は、あんた以外とは結婚する気はかけらもない」
『!!!!!』
恵土「!!??
バカヤロウ!三輪家が滅亡するだろ!!;」
秀次「それでもいい」
恵土「!!」
秀次「…俺は、あんたが好きだ。
世界中の誰よりも、何よりも…これから先もずっと……
だから、あんたはあんたで結婚して幸せになれ…」
恵土「………秀次…」
秀次「情けは無用だ…
とっとと近界民とでも結婚して来い(ぷいっ」
そう言いながら立ち去ろうとする秀次…
恵土「…秀次」
秀次「ピタッ)…」
扉の前、声に反応を示して歩みを止めた…
恵土に渡された、賞状などを持ったまま…
恵土「…待ってるから…
また、小さい時みたいに…(涙目」
秀次「…」
ずかずかずか(恵土に歩み寄る)
恵土「一緒に…笑い合える日を!
ごぉん!!!!
恵土「なんで頭突きするの;(たらたら」
秀次「…解ってる…
お前が、どれだけあいつを信頼しているのかも…
どれだけ大事に想っているのかも…
何年一緒に過ごそうが、それよりも大事なんだろ?
その程度だったんだろ?
俺たちが歩んできた時も、想い出も…」
恵土「!違っ
秀次「違わない!!」
恵土「…秀次…(手を伸ばす」
秀次「勝手にしてろ(うつむく」
ばたんっ!!
手を伸ばすも届かない…
すれ違う想い…言葉……
それらは、一つの扉によって阻まれた…