第17章 助けとしがらみ
恵土「皆の魂は、ここに宿っている!!(左拳を掲げ、後ろへ引く)
それごと、生き抜いてやらあああ!!!(リアムを殴り飛ばす」
そして、それにこたえるように
リアムもまた、笑いながらではあるが殴りかかる。
互いに避けようともせず、互いにかわそうともせず
必死に殴り合い続けていた…光速など、遅すぎる世界で……
その映像を見ながら…
「前人未踏の快進撃。
光以上の速度でありながら
恵土さんの脳波を受け取り、映像と変換する技術を有した機械の発明。
様々な葛藤を抱きながらも相談せず
少しずつ生きる上での希望を見出しながら波乱万丈な日々…
揺るぎない、護り抜こうとする魂…
まさに至高、高潔な方ですね(微笑」
「ええ」
そして…
受賞しようと来られたわけなのだが…
恵土「あ~…
すみませんが、私ではなく他に渡して欲しい人がいます」
「というと?」
恵土「三門市民…いや、国民全員です」
「…え?」
『ぶっ』
太刀川「あっはっはっはっ!^^恵土らしいぜ」
迅「確かに^^」
恵土「国が成り立つのも
今私がこうやっていられるのも国民すべてのおかげだ。
だから国民全員にあげて欲しい」
「いえ…あの;
その中で、一番働きが認められているんですが…;」
恵土「え?国民全員に?」
「頷く)はい」
恵土「…;じゃあ貰わないと悪いな;(汗&頬をかく」
最終的に賞状・盾・記念品をもらうこととなった。
記念品だけは常識の範囲内で本人が希望するものが貰えます。
大体1万~100万円ぐらいらしい。
恵土「…」
木虎「凄いじゃないですか!恵土先輩!(キラキラ」
太刀川「まあ、何かしでかす奴だとは思っちゃいたが;w」
口々に言いながら
ベッドにもたれたままの恵土の周囲に集まる中…
恵土が移した行動とは?