第17章 助けとしがらみ
恵土「だから…
それを護り抜けるのなら…
皆が笑顔で居られる、ここが護れるのなら…
私は、手だろうが足だろうが何だろうがくれてやらあ!
でもな…
皆の命だけは…
大切な三門市に生きる全員の命だけは…!
お前らには、死んでもやらねえ!!(目を見開き、真剣な表情になる)
お前らには…
誰一人として、殺(や)らせやしねぇぞ!!!(真剣&睨」
ぶわあっ!!(白く圧縮されたトリオンが全身から溢れ出ていく)
リアム「ッ…何だ、この気迫は…」
恵土「耳かっぽじってよく聴け。
そして…三門市に生きる人たち全員に伝えろ…
私を生かしてくれたのは…お前たち全員だ!!
だから私は、お前ら全員を殺させねえ!!!!!
何があってもだ!!!!!!(真剣)
理屈じゃない…
私が、自分で決めたんだ!!」
リアム「何の得が無くてもか!?
陰で何を言われててもか!!??」
恵土「関係あるか!!!!
私が…私の魂に誓ったんだあああ!!!!!!!(くわっ!!!」
ばきぃ!!!!!!
恵土「誰も殺させねえぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ぶわあああっ!!!!
恵土「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
20秒の間、1600兆もの連打が止まらずに続く中…
リアムは悟った…
リアム「今…解った…
こいつは…鬼だ……)ごふっ
(底知れない…力を秘めた…鬼神だ…」
そう思わざるを得なかった…
圧倒的な…目の前の、本気になった鬼神の凄まじい乱舞に…
そして20秒が過ぎた頃…
恵土「ぜえっぜえっ…」
リアム「全てを攻撃に費やしたか…
防御のみに専念して正解だった…
ここからは、俺n
恵土「ギンッ)…」
リアム「!…
(ギリ)…いい加減、力尽きたんじゃないのか!?
お前、どうしてそれほどの過去を持って護り抜こうとできる!!??」
両膝に両手をつく恵土に対して言うも
顔を上げながらも真っ直ぐ睨む恵土に、リアムは叫び聞いた…