第17章 助けとしがらみ
その後
レイジ「見本として来て下さった
俺たちの先輩、恵土だ。
よろしくお願いします(お辞儀」
恵土「了解。
まったく。毎回毎回呼び出されてばっかだよなぁ。
遠征行ってる時まで連絡寄越して引き戻して(溜息)
私が開発したのに、あの通信機」
小南「まあまあ。
一発さくっとお願いね^^」
恵土「あいよぉ~」
木虎(大丈夫かしら…;
第一、あの図体じゃ思うように体が動かし辛いし
前の時みたいな超スピードは見られないんじゃ。
っていうより、あの時持っていた大斧は一体?;)
思い返している中…
一つの閃光が、トリオン兵を切り裂いた
モールモッド、バムスター、バンダー
各々500体ずつ、計1500体を相手にした模擬戦であったが
恵土は、楽々倒していた。
烏丸「あれでも相当手加減していますね(腕組み」
↑
レイジの弟子として同行中
小南「当然よ。
C級の子たちのためにやってるんだから、いつもより100倍遅いわね」
木虎(あれ以上がまだ!?;)
そして…再び目を見やると…
スコーピオンを携えたまま、ぶった切る姿が…
木虎(真剣な表情…
瞬時に避けながら突き刺し、それからブランチで切り裂く…
流れるような動き、洗練され切った技…
これが…ノーマルトリガーでありながらS級になれた由縁…
鬼神の乱舞)
見惚れる中、戦闘は3分もかからず終了した…
一部も傷つくことなく、一部も埃を付けることもなく…
平然と戻ってくる恵土が、そこにはいた…
それから…
思わず、後をつけていた…
木虎(…凄い…
鬼神と呼ばれるあだ名は伊達じゃなかったのね…
あんな身軽に軽々とやってのけるなんて…)
恵土「お。よっ、風間(微笑&手を挙げる」
風間「お久しぶりです(お辞儀」
その後、歩みを止めた恵土に気付かずぶつかり
面と面を合わせ…
木虎「!」
恵土「お。よっ^^
えっと…木虎だったよな?(微笑」
木虎「え!何で、名前を?」
恵土「そりゃあ
将来期待できる奴は覚えてるさ^^」
木虎「!!//
(あの恵土先輩が…期待!?
ボーダー歴が11年の、あの恵土先輩が!?//」
恵土「期待してるぞ^^」なでなで
木虎「は、はい!//」気を付け
二人は出会った…