第17章 助けとしがらみ
それから…
恵土「なあ、秀次」
秀次「なんだ」
恵土「なんだって姉さんは高3になって
18歳の誕生日を、前に祝ったばっかりなのに
何でこんな所へ来てるの?;受験とかもあるのに
それに、もう少しでタマガタワーの歴史博物館へ行くんでしょ?
レポートを書きに
小さい時に一緒に行ったことのある所」
秀次「…決まってるだろ。
お前が心配だからだ」
恵土「え」
秀次「…ずっと、付きっ切りだったんだぞ」
恵土「…秀次(驚」
驚きで目を見開く恵土に対し
秀次と姉は、それを見据え…互いに見つめ合っていた…
が
恵土「他にやることなかったの?(首傾げ」
秀次「そうか。
そんなにも殺されたいか(ゴゴゴゴゴ&ボキボキ」
恵土「ストップ!;ストップ!!;」
だが…それ以上に怖いものが現れた…;
姉「秀次…恵土…(ゴゴゴゴゴ)
私がさっきなんて言ってたか、覚えてるわよね?^^(真っ黒」
二人『・・・(たらたら』
姉「いい加減にしなさ~い!!!(くわっ!!」
二人『ぎゃあああああああああああああああああ!!;』
どっごぉ~ん!!ばったぁ~ん!!!
それを扉の前で聴いていた人は…
風間「…大変そうだな;色んな意味で」
遊真「確かに大変そうだな==;(汗」
緑川「あはは^^;
それで2回目は…
木虎ちゃんを助けようとして起こったんだよね…」
今から2年前、1月
木虎がC級になってから
何年か前から恵土のことは噂で聞いており
面接では…
「私は、第一次近界民侵攻の時
一人のボーダーに助けられました。
あの時…絶望していた私を助け出してくれた光に
私もなりたい。
そのため、ボーダーに入ることを選びました。
(たとえ…トリオンが普通よりも少なくとも」
第一次近界民侵攻の時
助け出してくれた可能性が高いと言われていた恵土に目を向けると…
確かにいでたちや雰囲気は似ていた…
だが
木虎(女にしては筋肉質過ぎる!・・
何あの筋肉!;
2年半前に会った時よりもさらについてる!;
さっき入隊式で説明してたレイジさんみたいな体つきで筋肉が多いし
その上、ボーダー初のパーフェクトオールラウンダー?
とてもじゃないけど、戦いを見ないと信じられないわね;)
等と思われたとか…;