第17章 助けとしがらみ
それから、風間は見舞いに来ていたが…
気まずそうにしていた。
恵土「風間、気にすることはない。
この通り!怪我はもう完治済みだ!!」
どんっ!
そう勢いよく腹を叩いた直後…
恵土「っぅぅぅぅぅぅ~!!;」腹抱え
秀次「だったらさっさと退院しろ。やせ我慢やろう」
恵土「うるさい!;」
秀次「前の時だって死にかけてただろうが」
恵土「ばっ。あれは血に怯えててだな;
っていうか
今回は一部分のトリオン化を解かないといけないぐらい
集中させていたからそうなっただけであって、まさか狙われるとは;」
秀次「とりあえず、後先考えずに行動したあんたが悪い」
恵土「んなにをっ!?;
私は護りたいから行動しただけだ!(ぷんぷん」
秀次「そういうあんただから大怪我しまくってるんだろうが!
これで何回目だ!!」
恵土「38回目だ!」
秀次「536回目だ、くそやろおおおお!!!!」
どか!
恵土「嘘付けええ!!」
ばき!
『がるるるるる!)
このやろうがあああアアアアアア!!!』
どかばきどかばきどかばきどかばきどかばき
凄まじい勢いで
埃を起こしながら、ベッドの上で殴り合いを始めた;
姉「こら!;やめなさい二人共!!;
ごめんなさい;うちの姉弟が;(ぺこぺこ」
風間「いえ…
仲がいいんですね」
恵土&秀次『どこがだ!!・・(くわっ!!』
掴み合いながらツッコむ所も息ピッタリ;
恵土「おのれ…
どこまでも己の行く末を阻む邪道め!
私が成敗してやる!!
くらえ、鳳凰拳!!(両腕を広げる」
秀次「ふんっ!返り討ちにしてくれるわ!!(拳を構える」
『おらあああああああああ!!!!』
どかばきどかばき×無限大
姉&風間『…;』
その時、二人は思った…
なんで、こんなにノリノリなんだろう…と;
恵土「あ。姉さん!
明日、隣町のタマガタワーに行くんでしょ!?見学!
私も観光で行ってもいい!?(キラキラ」
秀次の頭を抑えながら叫び聞く恵土だったが
姉「先に治しなさい!!;」
大声が返ってきたとさ;