第17章 助けとしがらみ
ざしゅ
恵土「っ…」
風間「!!」
一瞬の間に、割って入ったことに目を見開いて驚く風間に対し
モールモッドの刃に右胸下部、右脇腹中部を切り裂かれ
恵土「ごふっ…」
風間「!?(トリオン体なのに、何で血が」
即座に弧月で切り裂いてきた刃を切り落とし
恵土「かっ)シールド、斬!」
風間を背にしたまま、シールドを鋭い刃へ形状変化させ
即座にモールモッドを叩き切りながら
そのトリオンをもとに治癒する恵土
だが…モールモッドは
恵土「ピクッ)しまっ!」
1本の刃で左脇腹下腹部を刺し…
意識がもうろうとしながらも
モールモッドの急所へ弧月を投げつけ、突き刺した所で意識が途絶えた…
気付いた時は…
あれから3日経っており…
秀次「…事故って本当か?」
恵土「…あはは^^;」
秀次「あははじゃねえ!!
死にかけたんだぞ!!」
恵土「えっと…ごめん;」
秀次「前の時もそうだが、人を護る以外考えられないのかバカ!」
恵土「いやいや、もう大丈夫で」
秀次「ほお(ギラン)
ここのどこが痛くないって~?(ぐりぐりぐり」
恵土「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!;」
右足で傷を押さえ、ぐりぐりしまくる秀次に対し
傷の痛みに悲鳴をあげる恵土…;
姉「こら!やめなさい!;」
秀次「むっ)…姉さん、こいつが悪いのであって
俺は全く悪くな
ごすっ
姉「どんな理由があったにしろ
怪我をしている人を一方的にいじる方が悪い!」
秀次「っ~;」
頭をごつんと叩く姉に対し、叩かれた部分を抱えた;
その後…視線が合う二人だったが
秀次&恵土『ばちばち)…
ふんっ!(ぷいっ』
姉「もう;(溜息)
(この二人は仲がいいんだか悪いんだか;(頭抱え&苦笑」
その当時
まだ、秀次の姉も生きており…
秀次とも仲良くやっていた時期であった…