第3章 戦術
恵土「一気に行くぜ!
サイレントブラスター×メテオブラスター…炎獄」
着地と同時に
左手のスコーピオンに、バルブと同様の
光と化したトリオンにすると同時に、地面につき差し
バルブを、右手で天へ向けて投げる。
それから、地面中と空気中から
バルブのとげがレーザー状に襲い掛かり
凄まじい速度でトリオン兵が戦闘不能になる。
ちなみに、溶け込ませると前に言っていたのは
光と化したエネルギーだからこそできるものである。
(本人は当初、隠すつもりで話していた)
その半径100m地点は終わったものの
まだ他の部分は終わってはおらず
そこへ向けて飛べるよう、小さくジャンプし
恵土「バルブ!
形状&性質変化!」
その着地地点となる足元へ
瞬時に光速で生成したバルブを、半径25cmの円にする。
恵土「アクセラレート(加速させるもの)!」
そう言いながら踏むと同時に
その円を傾けて、トリオン兵の山へ向けて踏み込む。
その瞬間、円上のトリオンが
跳ぶ力が増幅するように触れた両足へ送り
跳ぶ瞬間に
反発することにより、タイミングを合わせて
凄まじい力かつ勢いで跳べるように飛ばさせる。
その速度は、光速のため。
恵土「バルブ!アーマード&スコーピオン!」
自身への
光速の影響を無にするために全身をバルブで包み
スコーピオンもまた同様に強化しながら突撃。
恵土「切刺破山(せっしはざん)!」
凄まじい衝撃波を巻き起こしながら
その勢いを利用して
回転しながら、刃を伸ばしてトリオン兵ごと建物まで
全ての存在をぶった切って消滅させた…
恵土「あれ?一億って、もう終わりか?」
宇佐美「今ので終わりだよ?
だって…
半径50km全体を、半球状に100回ほど斬っちゃったし;」
恵土「ちぇ~;
もう少し楽しめるかと思ったのに;」
宇佐美「終わるまでの秒数が短くなってきてるね;
しかも…
トリオン量も全く変化してないし;始める前と同じ数値」
恵土「そりゃ全く分散しないようにしてるし
透過に使ったものも、自然と戻ってくるからさ」
とにもかくにも
これにて、トリオン兵相手の修業は終結。
宇佐美「新記録、1億体を10秒2と」