第3章 戦術
そして
恵土「トリガーオン!」
トリオン体へ換装してから転送されると…
そこには
恵土「…色付き?;」
宇佐美「たまにはいいかなって混ぜてみました(キラン」
恵土「…そっか。
じゃあ、遠慮なく…スコーピオン!」
そう言った直後、左手にスコーピオンを構え
一億体もの軍勢の中へと走り出していく
刃で襲い掛かるトリオン兵だが
それを横薙ぎに払いながら跳び、斬撃を放ちまくる
その直後、右掌にアステロイドから『バルブ』を生成
集中させたことにより、外へ出ようとするトリオンを
それよりも強い結合力と密度を持つ、
『球状の外殻』で押さえ込み続けると同時に
球の内部のトリオンを圧縮していき、
空気や光などさえも、トリオン以外を存在できなくする。
それにより、解き放たれるのは光のみ…
それさえも、外に出させないように外殻の強さを
物質というエネルギーを超えた、光のエネルギーへと密度を上げる。
その光の分散を、球の内部へとすることで
外へ出ようとする絶大なエネルギーを、完全に押さえ込み
形を自在に変えさせる『核』となる。
そのため
外部からの光の反射によって、目に映る姿は
『光のもや』が淡く
その球を纏っているように見えるだけだった。
本気になれば、あまりの光の強さから
光が外へと漏れ出し、太陽並の光を放出するのである。
内部もまた、トリオンというエネルギーから物質
その物質を通り越して『光のエネルギー』へと高密度に出来
それが、普段から恵土が使う
超一点集中アステロイド、『バルブ』である。
ちなみに、彼女以外は扱いこなせるものはいないらしい。
それを使って、シールドの形にして防ぐのも可能。
グラスホッパーのように空中の足場にして使うのも可能。
それを足場にして、固定せずに飛ぶようにすることで
空中を自在に飛び回るのも可能。
バルブを、全身にアーマーのように包んで
光と同化させて攻撃をすり抜けたり、光速移動したり
一部を物質を超えたエネルギーと化して攻撃することも可能…
すなわち、何でもありである…;