第16章 入院生活
太刀川「…(溜息)
世話の焼ける、姉弟だことで(苦笑)
素直じゃないねぇ、どっちも」
出水「いつものことですがね(苦笑」
太刀川「お。さっき行ってきたのか?病室」
出水「ええ。
ついでに言うと、今頃
俺のテレビの解説がまた続いてるでしょうね」
太刀川「あ~。確か言ってたな。
融合した際、シールドを主にすると
内側のトリオンは、融合したシューター用のトリガーの性質を持つって奴」
出水「ええ。
アステロイドなら、圧縮したトリオンとして
メテオラなら、爆発するトリオンとして
バイパーなら、思い通りの軌道をえがくトリオンとして
ハウンドなら、視線に合わせて飛ぶトリオンか
相手のトリオンに反応して追いかけ続けるトリオンかって感じで。
爆裂剣だって
切り裂いた際に付着したトリオンが爆発する感じで。
斬り終わった際に爆発が起きて
それを背に、剣を振る姿がカッコいいとか何とか」
太刀川「本当に凄いのは…
護るためにかけてきた時と、それを生み出したあいつだろうに」
出水「ええ…
だから、どんなヒーローよりも憧れたんですよね?(にや」
太刀川「…//
それを言うなら、お前もだろ?
そうじゃなきゃ、話も合わないで組んでないだろうしな」
出水「まあ、そういうことにしておきますか」
太刀川「どういう意味だ?」
出水「恵土先輩に教えるよう頼んで
それでも忍田さんに教わってるでしょ?って拒否されて
そんな中、俺がシューター用トリガー教わってましたし…
あれ?太刀川さんが恵土先輩から教わったのって…」
太刀川「…グラスホッパーだけだよ!
ちくしょう!;(ズーン」
出水「…;
まあとりあえず
模擬戦という戦いの中で教わったことがあるわけだし
恵土先輩も、太刀川さんを気に入ってるみたいですし」
太刀川「ハグして頬にキスしまくったら拒否られたけどな;」
出水「そりゃまあ、そうなるでしょ;
でも、それごと愛してくれてるんだし。
大事にしてくれてるのは明らかでしょ?(苦笑」
太刀川「まあ…そうだな(微笑」
出水「スマホの待ち受けにしてるし^^;)
それよりも…
こっちの方が大丈夫かが一番気にn
がしゃん!!
窓ガラスが割れた音が響いた。