第16章 入院生活
それから…
2月2日(火)、朝
恵土「…ん
(ってあれ。検温されてる」
↑温度計で温度をはかられてた
風間「もう8時ですよ。
そろそろ起きて下さい」
恵土「ん。うん(ごしごし)
いぎっ!!;(汗」
風間「…体を起こしてはダメだということ、忘れてたんですか?」
恵土「…ごめん;うっかりしてた;(ズーン」
風間「はあ(溜息)
とりあえず、しっかりと寝て治して下さい」
恵土「了解^^;(敬礼」
秀次「…恵土、悪いが俺は学校をさb
恵土「さぼるな!
学生の本文は勉強ぞ!
私は全くやりたくないけれど!」
秀次「拳握って言うことか!;」
恵土「だって私はもう卒業した後だし。
蒼也、ずっと付きっ切りってのも悪いから
私にも何かさせて。ってか手伝わせて」
風間「では本を読むので静かに寝ていて下さい」
恵土「ぶぅ~)つまらん;(ぼそ」
結局、その後には
運び込まれてから2週間、寝ている間に検査をされたり
生体内で溶けて吸収される性質を持った
『吸収糸』で、斬られた部分の肺を縫合し
傷口は普通の糸で、傷跡が残らないよう細かく縫われており
(長さ8cmの傷を細かく、28針縫った)
3.15Lもの出血によって起こった出血性ショックに対する
輸血(秀次、木虎、風間、太刀川、レイジから400mLずつ=2Lの輸血)と
それでも足りない分を補うよう
鉄剤と、晶質液(生理食塩水など)の投与
左肩関節の亜脱臼に対して
三角巾とバストバンドでの固定と、念のために患部の冷却
肺が斬られたことによる外傷性血気胸に対しての処置
2週間栄養も水分も取れてないことに対する輸液の投与
などなどと
色々とおこなわれていたことが説明された。
検査の結果、肺と左肩の術後も良好。
今から2週間後に退院という方針が固まった。
今週は念のため絶対安静で様子見。
徐々に動かすことになれていくようにし
次週には安静にしつつも、リハビリに入っていくよう説明されたのだった…
(11月2日AM0:05更新、403~408(6ページ))