第15章 創痍(そうい)
そんなやり取りを見て
風間「暴れたことを怒ろうとも思ったが…)
…まあいい」
太刀川「あ~。羨ましい」
米屋「良かったな…秀次(微笑」
各々反応を示す中、入ってきた人が…
歌川「あ…;」←状況を見て察した人
菊地原「あ~。
とりあえず、全員そろって病室出ましょうか?
邪魔そうだし」
歌川「こらっ!;またお前は;」
菊地原「だってほら…
寝て欲しいって思う人よりも先に寝ちゃってますよ?恵土先輩」
そう言いながら指さし先には…
ベッドで安心したように眠りにつく恵土と
未だに眠れず、真っ赤になったまま動けずにいる秀次がいた…
太刀川「そんなに安心するのかねえ…」
恵土「父上と…同じ性質…(むにゃ」
風間「おそらく、心地いいのだろう」
歌川「…これからどうしますか?」
風間「まずは周囲への警戒を怠るな。
防衛任務と同じだと思え」
歌川「はい!」
米屋「とりあえず、騒がしくしなけりゃ起きないでしょ(微笑」
そうして…
その後、恵土と秀次は7時間は眠りについたままになった…
夕方になった頃…
こんこんっ
村上「どうも(お辞儀」
恵土「…ん…?鋼?」
村上「お久しぶりです(微笑」
恵土「おお~。
テレビじゃない、生だ^^」
村上「例の放送見てたんですね;」
恵土「うん^^
いいこと言えるようになったじゃん、鋼(右肘で小突く」
村上「…恵土先輩のおかげですよ(微笑)
恵土先輩…
あの当時、本当にありがとうございました(90度お辞儀」
恵土「?何が?」
村上「あの時、あぁ言ってくれたから
俺は…本当の意味で強くなれたようにも感じます。
あなたがいないと、出来なかったことです」
恵土「何言ってるんだか。
それから立ち直って、生き抜くことができたのは
ずっと寄り添い続けてくれた、お前の仲間のおかげだろ?
私だけじゃない。
皆が居て、お前が成り立ってるんだ(微笑)
今、私がこうやって生きてるのだって
お前たちのおかげなんだからな^^
お前たちが生きたいって思わせてくれた。
それが、戻る際の引き金になったんだ。
だから…礼を言わないといけないのは、私の方だ。
本当にありがとう(お辞儀」