第15章 創痍(そうい)
恵土「それはそうと…
軍人退治に手間かけ過ぎじゃないか?
わざわざ爆音なんて起こさなくてもできるだろ?
病院には何て説明するんだ?」
((((何でこの人こんなに冷静なんだ!?;))))
菊地原「こんな日常、普段から送ってたんですかっ!?;」
恵土「ん?
ん~。
小さい頃からよく狙われてたが…
最後には上の人が潰してたよ」
『潰すって…え?;』
恵土「だぁから~
無かったことにするって奴。
金とか裏だかわけわからんこと言って謝られたけど
謝礼金山ほど積まれて。
面倒だから気にせずに許して
寄付金にまわしたけどな、全部」
『…;』
菊地原「むしろあなたが何やってんですか;」
恵土「勝手にあっちから来るんだ、仕方なかろう」
太刀川「かぁ~;もてる男はつらいってか?;
恵土は女だけど(溜息&がしがし」後ろ頭を目を瞑りながらかく
恵土「?それでもほぼ毎日押し寄せてきた時期があったぞ?」
菊地原「っていうか
恵土先輩を狙う軍人たちと戦っている俺たちには何もなしですか?;」
恵土「いや。ありがとな^^
多分、お前たちが居なかったら連れてかれてただろうし(微笑)
っていうより、テレビ見たぞ?^^
昔の時は、もっとふてぶてしくしてたくせに
いい顔して笑うようになったじゃんか。
よかったな、きくっちー^^(右手で頬を撫でる」
菊地原「…あんたが居なかったら、どうなってたかなんて…
別に考えたくもありませんよ(苦笑」
あの当時、大したサイドエフェクトじゃないと軽視されていた頃
恵土「人って好き勝手言う生き物だよな」
菊地原「?誰ですか、あんた」
自販機の前で出会った
恵土「よっ。恵土だ、よろしく」
菊地原「恵土?どっかで聞いたような気が…
!?ってあの!?」
恵土「おお。S級ノーマルトリガー使い、恵土だ。
全身凶器だとか呼んでる無作法者もいるがな」
菊地原「ああ。ぴったりですよ、それ」
恵土「どこがだゴラァ~」
ヘッドロック&ぐりぐり
菊地原「やめろぉ~;絶対これ暴力だぁ~!;」
昔から変わってなかった;
~続く~