第15章 創痍(そうい)
「そういえば、恵土さんの仲も良好と伺いましたが
普段、どういったことをしていましたか?」
風間「…そうですね。
よく修業にも付き合ってくれましたし
外食で一緒に食べに行ったこともあります」
「プレゼントとか、もらったことは?」
風間「そうですね…」考え込んでる
菊地原「バレンタインの時、チョコもらいました(小さく挙手」
歌川「!俺はバームクーヘンだった;
どういう違いなんだ?;」
菊地原「さあ?で、風間さんは?」
風間「俺は…
チョコだと思ったが、その中にバームクーヘンがあった
クリーム付きの」
二人『なんて手間な!・・;』
風間「おそらく、全て手作りだと思う。
買って渡すのを嫌がる人だからな」
「おお。愛情たっぷりですね」
風間「あと、修業と称して動物園に連れていかれました。
動物の動きはすばしっこい上に数も多く
全体を見渡しながら、一匹たりとも動きを見失わないよう言われましたね。
動体視力と視野の広さを同時に身に付けるようにと」
「なるほど」
風間「それからもらいだしたのが
この動物の彫刻です」
歌川&アナ『一体どこから!?;』
風間「あと一体でコンプリートです。
毎年、クリスマスになる度もらっています(微笑」
歌川(なんて穏やかな微笑みだ!!;)
菊地原「へぇ~。木彫りですか。
俺の場合、セーターですよ。手編みの
俺の戦闘姿をご丁寧に込まれてる」
『おお!』
菊地原「おかげで着れませんよこんなの」
歌川「こらっ!;(口塞ぐ)
お前って奴はまた;」
「ではあなたは?^^」
歌川「え…//
自分はその…手編みの手袋です」
菊地原「うわっ。真っ赤。
血でぬれろって意味じゃないですか?」
歌川「違う!!;
俺がその…
冬場の時、手がかじかんでノートに書けないと愚痴をこぼしたら
その…//
これを作ってくれたんです//
誕生日にもらって」
菊地原「タイミング悪っ。
6月にもらっても意味ないでしょ」
歌川「冬に使って欲しいって言われて…
と言うより
お前は一回恵土先輩に謝れええええええ!!(菊地原の胸ぐら掴んで揺する」
風間「落ち着け(肩を掴んで止める」
ぎゃあぎゃあ
「えっと、ありがとうございました^^;」