第15章 創痍(そうい)
実を言うと、その前まで
ボーダー隊員に聴いてみた、恵土さんの印象なども暴露されていたとか…;
その内の意見↓
太刀川「完璧超人ですね。
俺も勝てたことありませんし、歴戦の猛者です」
迅「人のことを第一に考えてばかりの先輩ですね。
あと、人に優し過ぎて、大事にし過ぎる所があります」
風間「頼りになる先輩で、自分も世話になっています」
三輪「バカ」
「えっと…;
それはどういう意味で?;」
三輪「自分を投げ出してばかりで
人のためなら全部をかけて無茶ばかりするような大バカヤロウです」
迅「あ~。
まあ、そういう奴だからこそ
こっちもこっちで、護ろうとすることができるんですけどね^^;」
肩を組みながらフォローする迅
三輪「引っ付くな(イラッ」
嵐山「まあまあ。
俺は尊敬できる、いい先輩だと思いますよ。
親身になってくれ、悩みがある時だけでなく
いつも色々と助けてもらってます(微笑」
「皆様方から見ても、とてもいい先輩なんですね」
太刀川「まあな(キラン」
「弟子に関しては、鬼とも形容されていましたが…」
『あ~』
太刀川「あれは、戦場で傷付いて欲しくないからって奴だろ?」
迅「あえて言うなら、愛情の裏返しって奴だな。
愛しているが故に、いざって時に生き残って欲しいっていう」
風間「理想的だと思います」
三輪「昔からです」
嵐山「俺にも教える時には容赦なくやられて
そこから学んで強くなれという感じですね^^;」
「なるほど。
色々なご意見、ありがとうございました(ぺこり」
『いえいえ』
と言ったことがあってから出水の解説があったが…
再びニュースの方へ戻った時、大事に言われていた
「ここで晩にも言いましたが、特大ニュースです!
恵土さんが昨日、10時56分に目を覚ましました!
脳にも異常はなく、怪我が完治すれば問題はないとのことです!」
しかし、病院名や生い立ちの住所は伏せられていたものの…