第15章 創痍(そうい)
恵土「ああああああああああああ!;
私の技術がばれていくううう!!;
私の戦術がああああ!!!;
誰か止めろおおおおおおおお!;」
風間「落ち着いて下さい。
絶対安静ですよ!?」
恵土「いやあああああ;」
木虎「気を確かに持って下さい!!;」
そんな中、まだまだ進んでいった;
(色んな意味で創痍してます;)
出水「トリガー同士の融合自体
合成よりも手間と時間がかかる上に、よりセンスが求められるんです。
俺の場合
アステロイド同士の合成だと慣れれば2秒でできますが
融合となると、どれだけ頑張っても3分はかかります。
融合をしている間は他のトリガーは使えないので危険です。
恵土先輩の場合は、平然と一瞬でやってのけていますが
下手をすると爆発して自滅を招きます。
というのも、
トリガーに用いるトリオンのバランスも求められるわけで。
2つを全く同じトリオン量で用いて融合するのならいいですけれど
多量にすればするほど爆発しやすくもなり
少量過ぎれば早く出来ますけど、融合の意味がなくなってしまう。
少ない場合だと、合成と威力が大して変わりませんからね」
「なるほど。
融合に用いた際
アステロイドが多く、シールドがアステロイドよりも少なければ
シールドと融合した時に
出ようとするトリオンを抑えることができず、耐え切れずに爆発。
かといって
どちらも少なければ力を強め合うことができず
融合の意味がなくなってしまうのですね」
出水「そうです。
合成の場合だと
2つのトリガーを同時につかった状態として認識されます。
これだと、放出した後にならないと他のトリガーは使えません。
融合の場合だと
融合する際に選択した2つのトリガーの内の「1つだけのトリガー」として認識されます。
この場合、融合した後にならないと他のトリガーは使えませんが
融合させた後は、同時に使うことが可能となります」