第15章 創痍(そうい)
緑川「でもその後、焼き肉おごってくれた。
付き合ってくれた礼だって」
木虎「聴いた話によると
最後まで付き合える人間が、今までならいなかったそうです」
「そりゃ72時間や38時間ぶっ続けは…;」
木虎「けれど、その付き合った3日分
冬休みの宿題を手伝うとのことで押しかけられ
恵土「3日間付き合ってくれたんだから、私も3日間付き合う!
解らないことがあったら、何でも聴け!」
とのことで
本当に3日で冬休みの宿題を終わらせた時は…
感謝とか疲労で…;(いっぱいいっぱい」
緑川「俺も同じ感じだった^^
でも惚れてるのに気付かれてなかったんだよねぇ」
『おお~!』
「ずいぶん助けられていますね(微笑)
ってえ!?惚れてる!?;」
緑川「頷く)うん。
修業が終わった直後の焼き肉食べ放題、おいしかったよね^^
特上焼肉、全部恵土先輩がおごってくれて。
ね?木虎ちゃん」
木虎「!ええ^^;
一緒に連れられて、食べに行ったこともあったわね(微笑」
「気前がいいですね^^
弟子同士ということか、仲もよさげですし」
緑川「木虎ちゃんと呼んでます^^(肩を組みピース)
あと、恵土先輩には振られました(きっぱり」
木虎「ちょっ;緑川くん;
そこまでばらしていいの?;(汗」
緑川「いいじゃん、別に」
「えっと…
以上で取材はおしまいです。
ではカメラ戻しま~す」
ってことで終わり…
ソファーに二人座ったまま聴かれていたのだが、その後
木虎「緑川くん…;
惚れてたこと言って、本当に大丈夫なの?;周りとか色々」
緑川「いいと思うよ?木虎ちゃん
だって知ってることなら話せばいいって言われてたし」
こそこそと話していた二人だった…
それを収録されたのは、恵土が目覚める前の話で…
恵土「…;
なんてこった…;めちゃくちゃ恥ずかしい;(震え」
木虎「なんか…その;すみません;」
それを見て震えながら恥ずかしがる恵土に対し
木虎は申し訳なさそうに謝っていたとか…;
ついでに言うと、他の人たちの反応は…
『お~。大変なことになってんな』的な反応が多かったとか…;
当の本人は…
恵土「きぃやあああああ!!!;」
嫌がってた;言わずもがな;
(10月29日AM5:11更新、372~377(6ページ))