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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第15章 創痍(そうい)




「今回、遠征部隊の総指揮者として

遠征に行かれる恵土さんについて、特集を組むこととなりました。


「メテオラ×シールド、爆裂剣!」

ご覧ください。

斬った傍から爆発していき
トリオン兵を一太刀のもと消えていきます。


「シールド×バイパー!旋空乱舞!」

え~。
こちらはナイフ状にしたシールドに
バイパー、つまり放つ際に描いた軌道で飛んでいく機能を持つトリオンを
集約させることで、放出するように切り裂いた時
思った軌道で飛んでいくようにしており、上下前後左右から変幻自在に切り裂いています。


これらの映像は、第一次近界民侵攻時のものですが

共通して言えることは、ありとあらゆるトリオン兵を瞬く間に倒していったということです。


分子レベル以下に分裂させることで
1つ1つの強度を上げ、それらを繋げることで
凄まじい強度、なおかつ密度を上げることが可能。

それらの形を自在に変え
集中させる時にはシューター用で集約させることで
斬ったり、解き放った時の影響を自在に変えています。

もしただのトリオンだったとしても
解き放つ瞬間に、そのトリオンをシューター用を使うことで
その効果を後ほど付け加えることもまた可能。

また、シールドを制御し
強引に小さくすることで、その内部のトリオン密度を上げ
放出する時の密度もまた
同様に上げることで、防御不能の一撃と化します。


そのような戦い方を生み出した恵土さんは

ボーダー隊員の中でも類を見ない強さを誇っており

選ばれたものしか使えないというブラックトリガーを持たずして

15歳という若さで、S級隊員になりました。


今回の第二次近界民侵攻でも、その強さは類を見ず

5人のブラックトリガー相手に、これほどの戦いを見せつけました。


壁を走り、壁が無い場所でもシールドを状況に応じて踏み台にし
それで勢いをつける場合にはグラスホッパーなどと使い分け

5人相手に傷一つ負わず、最後には完膚なきまでに倒し
遠征艇へ行く原理と同様の力を働きかけ、追い返しました」


恵土「何で私が後輩用に撮るように指示してたもんがそっちに渡ってんだああ!!!!;」

風間「根付さんが喜んでましたよ」
恵土「そっちのためじゃねぇよおお!!!;」

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