第2章 田中恵土
恵土の部屋
遊真「映像、持ってきたから見せてくれないか?」
恵土「ん?いいよ(ぼ~」
眠そうです
そんな中、見ていると
左右から襲い掛かる相手の刀を
ギリギリで避けると同時に、スコーピオン二つで斬り刻む
遊真「なるほど。スコーピオン2刀流か」
恵土「ん。
サイドエフェクトで読み取れるから(うとうと」
遊真「攻撃されても、シールドで弾かれたトリオンを
性質を相手のと同じにした
『自身のトリオン』で包んで、分散させないようにしてから
元の質の『自身のトリオン』へと変換しながら
攻撃力も防御力をも、ますます強めているってことか。
どうやれば勝てるんだ?」
恵土「それを…考えるのは、ユーマだ。
ふあぁ~(大あくび」
遊真「なるほどな。
お!
シールドごと押し込んで攻撃して
相手をのけぞらせた瞬間に、スコーピオンで一刀両断か!」
恵土「トリオンを…
自身の手足のように…自在に扱いこなせてこそ…
その能力を…真に…はっき…でき…る……ぐー(がくっ」
レプリカ「意識を保つのが限界だったようだな」
遊真「眠ったか…
おお!今の動き、見たか?」
レプリカ「ああ。
相手の右手にもったスコーピオンの突きを
左方向へ避けながら、右手で相手の右腕を右へ払い飛ばし
右膝で相手の左脇腹を蹴り上げ、相手の右こめかみへ右肘を
バランスを大きく崩した瞬間に、バルブで集中された左拳で一撃。
戦闘体、活動限界…
たった1秒で、これほどできるのはなかなかいないだろう」
遊真「頷く)ああ。俺もそう思う」
レプリカ「このメテオブラスターというのも興味深いな。
サイレントブラスターで避けたものに対し
全てを焼き尽くすかのように上空から、全範囲へ攻撃。
サイレントブラスター×メテオブラスター…炎獄(えんごく)か」
遊真「やるうんぬん以前から、勝ち目ないな。
だけど…見ていて、本当に面白い(微笑」
レプリカ「トリガーという機能に、頼らずとらわれず
自力でトリオンを自在に扱いこなすか…確かに面白いな」
各々感想を呟きながら、夜は更けていくのだった…