第14章 大規模侵攻
恵土「だから…
今はもう、いじめてきた人たちも恨んでいない…
時折思い出してうずくことがあっても…
憎みそうになって、苦しみや痛みに飲まれたとしても…
実習とかで、なかなか会うことができないけど…
そういう風に想ってくれる人がいるんだって
こんな自分のことでも、考えてくれている人がいるんだって…
やっと実感できるようになった…
居ない方がいい存在だって思ってた。
消えないといけない存在だから
迷惑かけちゃいけないって思ってた…
理解者なんて、永遠に出来るわけないって…ずっと……
それでも…
今は違うんだ…
幸せだから、生きたいと思えるようになった。
死にたいと思う時だって、数え切れないぐらいたくさんあった…
でも、それごと幸せが奥深くジワジワ来るんだ…
過去は全て、今へと繋がっている…
たとえそれが、辛くとも苦しくとも…
それでも…
思い悩んでいる時
元気がないって気付いて、気にかけてくれる人ができた…
一緒に笑ったりして…
下らないこと話すことも…
全部が初めてで…最高で……
涙が止まらないぐらい…
嬉しくなって……
ぐずっ…
だからさ…
言ってくれてありがとう^^
おかげで、もっと奥深さを理解できた(微笑)
本当に幸せで一杯だ^^//」
「…」
恵土「はっ!)
っていうか!
これ、あっちの世界の話じゃん!;
こっちの世界の話書かないとなのに
何であっちの話してんの!?;」
「…少しは揺さぶれて
全力で突っ込んでくるんだと思ったんだが…無理か;」
恵土「え?;何を?ずずっ」
零れ落ちる涙をぬぐいながら
その趣旨を理解できてない恵土だった・・;
「…ふぅ~;
悪かったな。辛い過去を思い出させて」
恵土「それごと幸せだからいい。
苦しみの分、幸せは輝くから(微笑」
「とんでもないあほうだな」
恵土「お前には言われたくない。
直接襲ってくりゃいいのに」
「ぷっ。
そりゃそうだ!^^
最初っから攻撃してればなあ…
あっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
恵土「ふふっ。
あっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
「ってお前は笑うな!;」
恵土「え~;」
自虐的に笑う敵に対し
思わずつられて笑う恵土は怒られた…;
っていうか、いつ戦うの?;