第14章 大規模侵攻
「幼い頃は、少しだけでも言えていた…
だが、激しいいじめやDV
お前だけが悪いと責めを受け続けるうち
自分だけが悪いと、そう思わなければいけない環境が出来た…
それが小4で1年続き
その後も小6で半年続き、再び中1で半年も続けば
心の闇は満ち溢れていく…
周囲は自業自得と言い
誰もいない中、一人きりで耐え続ける…
最終的に、苦しむ家族を見ているうち
誰にも打ち明けられなくなった…
逆に、苦しみを増やすように感じてしまい
話すことができなくなってしまった…
近頃、ようやく話せるようになったという点は同じか…
所詮…
人を思いやり続けたのちの末路など、こんなものだ」
恵土「…
(そうか…
意識からでも感じ取れるってことか、共存していることも。
それを通しての過去自体に関しても…」
「…まあいい。
これからは戦いだ…始めようか」
恵土「待った」
「?なんだ?」
恵土「…過去はその通りで合ってる。
でもさ…
ちょっとだけ付け加えさせてくれ。
安心しろ。
お前がさっき言っていた言葉ほど、長くはない。
…
今までの過去がなんにせよ…
そのおかげで
信頼出来る友を持つ喜びを身をもって味わえた^^」
「!!」
恵土「学校に、やっと信頼出来る人が出来たんだ…
いじめを受けてるって言っても、引かないでくれた。
真剣に聴いてくれた。否定しないでくれた。
私にとって…
人生で初めての…やっとできた友達なんだ…(ぽろっ)
だからさ…
今、本当に幸せなんだ^^」
「…DVが激しくなり3回生を留年し
母が入院して死の淵をさまよい4回生を留年が前期で確定し…
それらに加え、周囲からの蔑みやら孤立やらなんやら…
それらの苦しみの分、薬学の勉強が遅れ
周囲からさげすまれ続けたとしてもか?5回生」
恵土「ああ。
それよりも…
一緒に居れることが、友達になれたことが凄く嬉しいんだ^^
だってさ…
そのおかげで、同級生としてやっと巡り合えたから(微笑」