第14章 大規模侵攻
その間、
鬼怒田「あれだけの攻撃をする方も凄いが
それをたった一人でしのぎ切っている恵土もまた凄い!」
根付「むしろ、その恵土の攻撃をもしのぎ切っているのも凄いですな」
城戸「まだまだ油断はしない方がいい。
何か起きれば、すぐに救護班を回せるよう手配をしておくように」
沢村「はい!」
城戸(だが…迅の言っていた死ぬきっかけとなる相手は
角付きのブラックトリガー…
しかし、5人組ではなく1人…
どういうことだ?)
その疑念が現実になるまで、まだ時は長かった…
その折、恵土の方は…
槍と大剣の猛ラッシュを受けており(1秒に5回の斬撃)
それらを全て、軽快なステップで
体をそらして避けたり、ナイフで受け流していた。
その間、10秒。
1「はあああああっ!」
その間に
大斧使いが、トリオンを集中させた大斧を胸の前で回して勢いを付けながら
上段に構えて振り回した勢いを乗せながら振り下ろすことで真空波を起こした。
2「ここで使うのかよ!;」
それが迫る中、即座に後ろへ跳んで避ける槍使いと大剣使いだが
恵土はナイフを上段に両手で持って構え
恵土「かっ!)斬!!」
と同時に、その後ろから銃使いが全弾(6発)を撃っていたが
真空波に真空波で返したことによる衝撃波と
恵土の全身に張られたバリアーによって打ち消される。
それらによって煙がもうもうと巻き上げられる中
それとほぼ同時に
盾使いが盾ごと恵土へ突っ込み、盾の表面上にシールドを張りながら
トリオンを集中させて、あの時と同様に放出しようとするも
恵土もまた同様にして、同威力で返していた。
『はああああっ!』
どっごぉ~ん!!
またも巻き上げられる煙…
しかし…
煙が晴れるとそこには、無傷の恵土がいた。
2「?どういうことだ?
お前のシールドは、空間ごと全て無効化するはずだろ」
4「おそらく、あの人も同じ程度の密度のトリオンを有しており
私と同レベルの防御をもっているということでしょうね」
5「なるほどな」
納得する中、まだまだ激しい攻防は続いた…