第13章 模擬戦
C級隊員になってから
訓練を参加しにきた遊真と千佳。
修も付いてきたのだが…
その頃には、風間と最後に引き分けたことが噂となっていた…
その前に、24敗してますから!と言えずに
もやもやしたままの修だったが…果たして?
その頃…
同様に悩んでいる人が、ここにもいた。
ボーダー本部の廊下
木虎(どうしよう…
やっぱり、恵土先輩と最後に言葉を交わした時…
何か言ってた方がよかったんじゃ…;)
歩きながら冷や汗を流し考え続ける木虎に対し…
嵐山「また恵土先輩のことか?(微笑」
平然と話しかける嵐山
木虎「!嵐山先輩…はい」
佐鳥「でも、どっちにしろ心配するんですよね~。
恵土先輩も似たようなところあるけれど
あっちの場合、全員に対して考え過ぎるから」
嵐山「それだけ
いい加減な気持ちでは向き合えないという誠意の現れだろう?」
木虎「やっぱり何か言った方がよかったんじゃ;
固まったままで何も答えることなんて出来なかったし;(たらたら」
逆に『考えないのが不誠実?』と不安をあおる結果となった;
嵐山「本人は木虎のことを理解しているから大丈夫だと思うがなぁ。
わざとじゃないことぐらい解ってそうだし」
佐鳥「そうそう。
そんなに気に病むことないっすよ。
第一、恵土先輩人に対しては許しまくるのに
自分に対しては許しまくらない人だし。
逆にあそこまで行くと
自身から精神崩壊してしまいそうで怖いよねぇ^^;
考え過ぎてオーバーヒートを通り越して」
木虎「あわあわ)一体どうしたら・・;」
嵐山「恵土先輩のこととなるといつもこうだな^^;
もっと気楽にしていいと思うぞ?
恵土先輩もよく言っていたが」
佐鳥「そうそう。
元から優し過ぎるんだから、甘えたっていいんじゃない?」
木虎「う~ん;(もんもん」
口々に言われるも、頭を抱えながら考えにふける木虎だった…;
その頃、訓練を終えた遊真は
時枝にランク戦について教わった所だった…