第12章 入隊試験
1月8日、試験当日…
恵土「…何で、私がここに居るんだっけ?;」
ボーダー基地本部、入隊試験会場
遊真「?俺の付き添いじゃないのか?」
恵土「…いや、手本を見せてやれって;
城戸の野郎…
何だって有給をやったのか解った気がしたよ。
っつうよかなんだよ!
ノーマルトリガー使い最強の女の力を見せてやれってさぁ」
遊真「まあまあ」
そんな中、トリオン体のまま中に入っていくと…
「あれって、恵土先輩じゃ!?」
「私、テレビで見たことある!!」
「実物かっけぇ~!」
「迫力ある!」
ワイワイと盛り上がって…
恵土「…(嬉しいような恥ずかしいような…;
どうしよう;」
若干冷や汗をかきながらも、堂々としていた。
「っていうことは試験監督!!?」
「いや、嵐山隊のはずじゃないのか?」
恵土「あ~。ごほん
先に言っとくが、私は見本役だ。
しっかり見て、学ぶように」
咳払いをしながら言うと…
『うおおお!!』
「マジで!?」
「最高じゃん!」
「今年にしてよかったぁ~!!^^」
ガッツポーズするものまで出る始末…
三雲「…大人気ですね(苦笑」
恵土「こんなにわかせてよいのだろうか;」
遊真「人気者だな、恵土。
流石、俺の未来の嫁だb(キラン」
恵土「そういうことを人前で言うな!
今はかき消されているからいいが、小声で言え(こそこそ」
遊真「了解」
そんな中
「恵土先輩ですよね!」
恵土「ん?ああ。
S級ボーダー隊員、恵土だ。ノーマルトリガー使いだけどな」
「尊敬しています!//
ぜひ、最前線で見せて下さい!!//(キラキラ」
恵土「いいよ。
でも、巻き込まれないように気を付けてな?」
「はい!!//(気を付け」
「俺、恵土先輩と話ししちゃった~^^//」
そう言いながら、群れに戻る男子。
遊真「ふむ…
一回締めとくか(キラン」
恵土「締めるな!(軽く拳骨」
ごつん
そうして、入隊が認められた人たちとの…
実戦の試験、オリエンテーションが始まったのだった。