第11章 スキー合宿
遊真「ちなみに
その爆発のもとの火薬は何に使われていたんだ?」
恵土「決まってるだろ?火おこし」
三雲「何でそんな地味なことを!!??;」
恵土「普通だろ?爆発的な火力の方が扱いやすい。
ある程度の衝撃波を送れば火が簡単につくから簡単だ」
三雲「火打石の方がもっと簡単でしょ!?;」
恵土「あれは火花から火が出るまでが時間がかかる。
タイミングが悪かったらずっと続くんだぞ?
それよりも、火薬を爆発させた方が確実に火がつく。
おかげで村の皆は力もあるし、衝撃波を容易く出せる武闘家たちばかりだったぞ?」
三雲「もはや村人じゃなくて、ただの武術家集団じゃ!!??;」
そうツッコむ中
遊真「なるほど。
何回もやる手間が省ける上に、一発だけで済む。
そりゃ火薬の方を取るだろうな」
雨取「それに衝撃波を生み出す修業で
強くて頑丈になれるし、一石二鳥だね」
恵土「そういうことb(キラン」
そう言う二人に対し、ナイスと言わんがばかりに言った。
遊真「で、暮らしの方はどうだったんだ?」
恵土「ん?
現在の着物と似た筒袖や筒裾みたいな感じだぞ?
動きやすさを重視して。
靴だけは、今の布靴に近いかな。
普通に縫って合わせて作るだけ。
ちなみに日本刀だが
あれは鉱山やらから材料集めて作ったらしい」
三雲「…あの、一つ聴いてもいいですか?」
恵土「どうした?」
三雲「やっぱり食べ物とかは…
狩りをして食べてたんですか?」
恵土「?当たり前だろ。
とらないで食べれると思うな。
田んぼと畑はあったが
毎日交代制でやってたしな。
ただし、種植えとか
稲を植える際には全員総出だったっけ」
三雲「お金のやり取りはなかったんですか?;」
恵土「ん~;ないな;
小銭なら残ってるぞ?和同開珎とか」
三雲「ガーン!)古すぎる!!;
和同開珎って言ったら
日本で最初の通貨ですよ!!??;」
恵土「そんなこと言われても
それ以外なかったしなぁ;(ぽりぽり)
後は互いにとって欲しいものを物々交換してただけだし」
三雲「金銭感覚がずれてるわけだ;(汗」
レプリカ「平和な村だったのだろうな」
恵土「うん。
皆、助け合って幸せに毎日を暮らしてたよ?」
三雲「凄いな…;」
遊真「平和が何よりだ(微笑」
雨取「うん(微笑」
おしまい