第11章 スキー合宿
それから、スキーを楽しんで帰ったわけなのだが…
レプリカ「やはり、ユーゴと似ているな」
恵土「そりゃまあ…
私の父親、有吾の弟らしいし双子の」
「え」
『ええええええええええ!!!??』
恵土「あれ?言ってなかったっけ?
そうじゃなきゃ、有吾がここへ先導できるわけないじゃん」
三雲「ってことは、恵土先輩って
空閑の親父さんの姪(めい)!?」
恵土「?そうだけど」
遊真「ってことは、いとこ同士ってことになるのか」
恵土「そうなるね」
レプリカ「これで合点が行った」
玉狛支部に帰り
皆もまた帰ってから呟かれた事実はドッキリだったが
遊真「ふむ。
重心を低く、平衡感覚を鋭く…
なるほど、スキーも役立つもんだな(キラン」
小南との対戦時、思わず呟いていたとか…
そうして、1月8日
入隊試験の日がやって来るのだった…
~おまけ(短編バージョン)~
遊真「今回は、恵土が幼少時に暮らしていた村についてだな」
恵土「皆が皆、差別せずに暮らし合ってたんだ。
自給自足、皆が皆寄り添い合って生きていくって形で。
ずっと隠れ里みたいに認知されなかったんだけれど
密かに外交があったらしい。
でも後々すたれていってそれっきり。
文献にも載らないようなものだったが、村の書物には残っていた。
明治時代に外人が迷い込んできた時はパニックになったが、受け入れたとか」
遊真「その文献は、何が書いてあったんだ?」
恵土「主に、歴史、伝統、あと爆発」
三雲「爆発!?;」
恵土「火薬が多かったもので(キラン)
おかげで、結構頑丈だよ?
大熊の全力の一撃食らってもびくともしなかったし、7歳で」
三輪「死にますよ!!???;」
恵土「逆に鉄拳食らわせて気絶させたんだから問題なしb(キラン」
遊真「流石、自慢の嫁だなb(キラン」
雨取「凄い;」
そんなこんなで、次のページへ続く;