第11章 スキー合宿
三輪「…//(ふるふる)
ベイルアウトおおおおおお!!!!(くわっ!!」
恵土「くわっ!!)逃がさあああああん!!」
キラーン♪
飛び去って逃げようとする三輪に対し
自身で創造したトリガーを発動させ、抱き締めながら止める恵土
三門市上空では、綺麗な流線花火が見えたとか;
三輪「離せバカ!//胸が当たってるって気づけ!」
恵土「うるさい!当たりまくってたっていいの!
姉弟なんだから!」
三輪「よくねぇ!!・・///(こっぱずかしい!//」
米屋「姉弟だねぇ^^(にやにや」
強引に連れ戻される三輪に対し
逃がすまいと抱き着く恵土…
その二人のやり取りを聴きながら
米屋は笑っていた…
和やかで、楽しそうな時を過ごしていることを
強く、深く実感しながら…
左から抱き着いたままの恵土に対し
三輪「いい加減に離れろ、このっ!」
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
恵土「やーなこった^^♪
あっはっはっはっはっ!^^」
必死に外そうとしながらも…
本気で、心から楽しんでいる様子に対し…
なぜか…こそばゆいような…
温かいような…
明るさと温もりに、ふと笑みがこぼれ出た…
姉や恵土と自分で過ごしていた頃と同じような…
そんな、とても懐かしい感覚と共に…
脳裏に浮かぶのは、満面の笑みを浮かべる二人の姿で…
それが今でも…心の中で息づいていた…
いつでも、そこにあった…
一緒にとおった道も、笑った時の光景も…
全部、ここに在る…
触れ合った、温もりの中に…
それを感じ入りながら…
とても楽しくもあった……
それでいながら、悲しくもあった…
一人、いなくなったことに……
それでも、それから支えようとしてくれる…
そんな人がいた…
すぐ隣に、いつでも駆け寄ってくれた…
苦しい時も…どんな時も……
恵土「ほら、嫌がってないで入ろ?^^
私と秀次の愛の巣に(キラン)
と言っても、皆の愛の巣なんだけどね^^;」
腕をひきながら、冗談めいたように言ってから
後ろ頭をかきながら笑っていた…
その光景に
ふと、過去の恵土が重なった…
三輪「…ふっ(微笑)
…やっぱり、変わらないな…」
そう言いながら微笑んでいた…
ある想いと共に…