第11章 スキー合宿
その後
全員が全員、スキーを自在に操れるようになった
2時過ぎに…
恵土「ピクッ)…」
遊真「どうした?」
恵土「天気があれる。
皆ぁ~!!
今からロッジに集合だ!!
これから吹雪になって、山の天気もあれる!!
(今2時13分だから…)
2時20分までに、ロッジの前に集合!!!
行動に移せぇ!!!!」
木虎&遊真&三雲『了解!』
傍に居た三人が答え
それと同様に動き出す皆…
そうしてロッジに戻ったわけなのだが
迅「お、小さい時の写真が残ってたのか」
恵土「うん。
これ、まだ整理の途中^^;
ほら、まだまだ残ってる;」
遊真「お。幼い恵土を発見(キラン」
恵土「それ、ここから200mほど離れた場所にある滝。
村の外で言うキャンプみたいに
外で自然と触れ合うといい経験になるはずだって
父上と母上から連れられたんだ。
それで住むために作ったのが、このロッジ」
下(ロッジの床)を指さし、言い切った
陽太郎「手作りか」
小南「とてもそうは思えないわね;」
恵土「できなかったら命に係わる上
0からだから、結構大変だったかな^^;」
迅「その割には、充実し切ってる顔をしてるな(微笑」
遊真「頷く)確かに」
恵土「…失ってからは…
生きる目的を見失いそうになってさ…
失ってはできての繰り返しの中
心の内に抱く怒りも恨みも
それらをぶつけ合えば、どちらも苦しませるだけで…
…もう、そんな気力がもたないぐらい経験し続けてきた…
もう、生きるのに疲れたとさえ思っていた…
それでも
お前たちと出会えたことが、何よりの救いになった…
もう二度と、失うのは御免だ。
秀次の姉の時は間に合わなかった。
私が近界に行くことでの別れ際
ありがとうって感謝されて、こっちも同様に返した。
感謝してたから…
こんな私を受け入れてくれて、大事だって言ってくれて…
結局間に合わなくて、秀次に辛い思いをさせて…
全員が全員悪い奴じゃないって、諭し切れなかった…」
言いながら、脳裏に浮かべていた…
三輪の姉と交わした、最後のやり取りを…