第11章 スキー合宿
遊真の下へ滑ろうとする恵土に対し
木虎「恵土先輩!」
木虎は呼び止めた。
恵土「ん?どうした?」
それに振り返りながら尋ねる。
木虎「…その…
藍とは、もう呼んでくれないんですか?;(おずおず」
恵土「ん?あ。
ごめん!無意識の内に呼び方が戻ってた^^;
じゃあ藍、少し向こうまで競争しようか(微笑」
木虎「はい!負けませんよ?(微笑」
名前で呼ばれ、とても嬉しそうにする木虎と
楽しそうに話しをし出す恵土
恵土「じゃあ行こうか、弟子1号さん^^」
木虎「!//…
はい!師匠^^」
弟子と認め、師と認め
互いを認め合いながら
二人は、仲良く滑ることになったそうな…
認めてもらえる
そんな人が、すぐ傍に居る
嬉しさや楽しみを噛み締めながら…
共に、満面の笑顔で…
それから
恵土「左に体重をかけると右に曲がる。
右に体重をかけると左に曲がる。
その体重の力加減で
曲がり方も変わってくるから注意するように」
遊真「了解」
雨取「やっぱり、難しいね」
三雲「そうだな;」
遊真「あっち(近界)では
そういったものはなかったからな」
恵土「へえ。
じゃあ、熊と取っ組み合いして遊ぶこともなかったのか?」
遊真「頷く)うむ。
しかし、野生動物とじゃれ合ったり
コミュニケーションをとるため戦い合ったりもするんだな。
意外な常識だ」
三雲「全員が全員じゃないからな!?;
恵土先輩がそうだっていうだけで;」
遊真「そうか。
こっちでは、狩って食べなきゃ死ぬ世界だったしな」
恵土「殺されて肉にされたものが売られたり
食事として完成しているものが売られているからね。
こっち(過ごしていた村)では
そういったことが無かったから、驚きの連続だった」
遊真「おお!同士だな(キラン」
恵土「そうだね(キラン」
そう言いながら恵土の手を掴む遊真に対し
恵土もまた、同様にその手を掴んでいた。
三雲(どっちにしろ、論点ずれてる気が…;)
それらに対し、思わず心中で突っ込む三雲だったとか…;