第11章 スキー合宿
その時、持ってたスマホで見たのは
当時、恵土が
両手にナイフ型スコーピオンを持ち
一瞬で、消えたかのようなスピードで
半径30kmの直径=60kmを
20秒で走り抜けながら
上下左右にナイフを振りながら
完璧なまでに、トリオン兵をぶった切る所だった…
遊真「トリオンを斬撃として物質化させて
遠距離まで一瞬だけ飛ばしているようにも見えるな」
木虎「実際は、伸ばして切り裂いてから戻しているのよ。
あまりにも一瞬過ぎて、飛ばしているように見えるだけ」
迅「これで
第一次大規模侵攻の敵は大部分が消え去った。
瞬く間に切り裂いた英雄…
それが恵土で、その凄まじさからついたあだ名…
それが前にも言ってたように、『鬼神乱舞』だ。
入った当初から、その実力を持っていたため
化け物なんて気味悪がられたり距離置かれたりで
居心地が悪くなっていた所
秀次と出会って、住まわせてもらうことになったんだと(微笑」
恵土「あいつは距離を置かないからな。
いっつも真っ直ぐにぶつかってきやがるから…
ぶつかりまくることこそが、あいつにとってのコミュニケーションでぃ(にや&キラン」
三雲「…;
(逆にそれが怒りを買ってしまうんじゃ…;」
雨取「圧倒的なトリオン量に
圧倒的な戦術…トリガーの製作まで…」
迅「そうそう。
恵土の場合、スコーピオンで斬り負けなくて
平気にスパンスパンやれてたけど
トリオン能力の普通の人にやらせてみたら
伸ばしたら割れたっけな。
あのぽかんとした顔は傑作だった^^」
恵土「笑いごっちゃないけどな;(苦笑」
陽太郎「ふっふっふっ。
恵土は天才、その上、努力もしている。
その上、頭も長けている。その上、人柄も最高だ。
恵土に勝る天才はいない。俺以外では!!(ば~んっ!」
迅「じゃあ、そろそろ飛んでいくか(微笑」
陽太郎「聴けええええええ!!;(半泣き」
雷神丸の背にのったまま腕組みし
堂々と叫ぶ中、迅が見事に入り込み
陽太郎はツッコみながら、半分泣いてしまったそうな^^;