第11章 スキー合宿
恵土「ってわけで…
ってか、お前ら防衛任務は!!??;」
太刀川「さぼる」
恵土「ダメだろ!;」
太刀川「固いこと言うなよ;」
恵土「ダメなもんはダメ!;」
出水「それ、今日から明日までですよ?;」
恵土「とりあえず…
トリオンで本部まで送るから」
そう言いながら、トリガーオン!
恵土「ってわけで」
太刀川「頼む!やめてくれ!!
俺は今、恵土のそうめんを食べたいんだあ!!」
出水(なんて無茶な言い訳だ!!・・:)
恵土「…//(ふいっ(顔をそらす))
仕方ないな。
作るから、それもっていってらっしゃい」
その直後、恵土が消えた…
出水「…相変わらずですね。
求められると、あぁせずにはいられないとは;」
太刀川「いい…」
出水「え?」
太刀川「いいなあ(キラキラ)
あぁいう嫁が居れば、俺は幸せだ(微笑」
出水「…というか…
あのトリオン体になった時の姿
どこかで見たと思ったら、緑川の黒いラインを青いラインにして
マークを、青色の玉狛支部のマークにしただけなんじゃ?;
ポケットもないっていうのも共通点だし
まあ、恵土先輩ほどぶかついてはいませんけど」
太刀川「(緑川が)恵土も尊敬しているからだろ?
ペアルックってのを狙っているんじゃないのか?
運動靴まで、恵土と同じ白ってわけじゃないが(にや」
出水「っていうか…
きちんと前は締めてますけど
インナーまで白でしたよね、恵土先輩」
太刀川「あいつの場合
白に思い入れがあるらしいからな。
そーいや
真っ直ぐに、光のように進めそうだって言ってたな。
あと、メガネとかはかけないよな。
座学以外では全く」
出水「っていうか…
なんか、手直ししようとしてません?あれ;」
玄関先で、じーっと像を見つめてる;
太刀川「あ~。
まだ残ってたんだな、かまくらの雪で作った氷像。
いちいち、一太刀で
熊の毛から細部まで彫れたとはいえ
影まで掘れなかったことを引きずる必要なんてないのにな;
っていうか、一刀両断じゃなくて
あいつの場合は、一刀無限断じゃないのか?」
出水「その領域さえも超えていそうですよね;」
そんな中、ズーンと沈み
溜息をつきながら中へと入っていく恵土だった…;