第2章 田中恵土
恵土「で、どう思う?レプリカ」
レプリカ「ふむ。
見ただけでは何とも言えないが、触ってもいいか?」
恵土「頷く)少しだけにしてね?」
レプリカ「ああ」
そして、触れた瞬間
ばちっ
レプリカ「…なるほど。結界だな」
恵土「私以外は受け付けないって感じなんだ。
その割には、周囲のエネルギーをもとにトリオン作り出せるし。
私のサイドエフェクトによる性質変化と全く同じ原理で」
レプリカ「性質変化?」
恵土「私のサイドエフェクトは
トリオンを感知できると同時に、質も感知できるんだ。
それを併用して…
最大限、トリオンを使いこなせるようにした。
相手のトリオンを読み取ったり
トリオンの質を、同じになるよう変化させたり
それから取り込んで吸収して回復させた後に
一気に元の質へと戻すとか。色々さ」
遊真「なるほど。
だからトリオンは衰えを知らないってことか。
周囲にトリオンなんてあるのか?」
恵土「正確には、エネルギー体だな。
だから溶け込むように結合をばらけさせて
物質を通り抜けて攻撃させる際に、音を出させないとか。
トリオン=生体エネルギー。
感じ取れるのは、全ての質のエネルギーだが
トリオンが、より強く感知できるって感じ。
自然界のエネルギーの質に合わせて
そのエネルギーとして取り込んでから、元の質に戻す。
例えるのなら…
質がAだったものをBにすることで
Bの質のエネルギーを無害のものとし、取り込む。
それから纏めてAの質に戻すことで吸収&回復。
そしてCの質を読み取って、質をCへ変化
Cの質を持つ人に渡して、トリオン&トリオン体を回復。
ってな感じに出来るんだ」
遊真「ほおほお」
レプリカ「それに合ったトリガーなのかもしれないな」
遊真(レプリカでも知らないトリガーなのか)
恵土「動画、見終わったの?」
遊真「ああ。あっという間過ぎて凄過ぎだった」
恵土「あ…そっか^^;」
そんなこんなで、もう寝ることになった…