第10章 大晦日&正月
結局的な所…
恵土「…何百円とんでいくんだろうな、今度は(黒」
顔色が黒くなりながら引いた所…
恵土「…え?…大吉?」
迅「災い転じて福となすってことじゃないのか?」
恵土「…そうだね。今幸せだし(微笑」
そう言いながら、遠い目をして微笑んだ…
そして…
遊真「?なんだ?この板」
恵土「あ~。絵馬だよ。
今年の干支の絵が描かれてあって
そこに願い事を書いて吊るすと、かなうって言われてる。
要するに、単なる願掛けだ」
遊真「なるほど。
じゃあ俺も一枚買って書こうかな」
恵土「のどが渇いたな;)
じゃあ私も書こうかな。遊真は何を書くの?」
ごくごく
遊真「恵土と結婚して子供が出来ますように」
恵土「ぶうううううううううううううう;」
ものの見事に吹き出した;
恵土「あのさ…びっくりしたんだけど;」
遊真「顔面にかけられた俺もびっくりだ」
恵土「怒らないのは凄いよ;」
遊真「俺にも
驚くようなことを言ったって自覚はあるぞ、多少は」
そんな中、吊るそうとした時…
絵馬を吊るすところが、一杯になっていた…
ある一人の絵馬によって…
『恵土と結婚!! 太刀川』
恵土「…太刀川あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
太刀川「おお!俺と結婚する気n
恵土「なるかボケええええええええ!!
少しは度をわきまえんかああああああ!!」
追いかけ合いっこが始まったのだった…;
遊真「?誰だ、緑川って」
絵馬を覗き込む中
太刀川と同様のことを書いている人もいた
それから帰り道、屋台で食べようとしている時に
恵土「焼きそば!」
三輪「相変わらずだな」
恵土「木虎ぁ~^^
ベビーカステラも一緒に食べよう~^^
秀次は無視して」
木虎「え!?//;」
三輪「おいっ!(いらっ」
恵土「冗談だよ^^;
また小さい時みたいに一緒に食べようね?秀ちゃん^^」
ぷにぷに(頬をつつく)
三輪「今すぐやめろ!;ちっ(汗」
その指を手ごと払いながら、舌打ちする
しかし、それでも嬉しそうに微笑んでいた…
ちゃんと、想ってくれていることを解っているから…
気が済むまで泣いて、泣き付いて…
おかげで、心が少しでも晴れ渡ることができたから…