第10章 大晦日&正月
心配する皆をよそに
「大丈夫ですか!!??;」
恵土「こんなのたかだか30kg程度だ。重くもない」
そう言いながら片手で持って渡す恵土…
『おお~!!』
それに対し、周囲は息をのんでいた
遊真「流石、
プロレスラーの中でも
有名な棚橋弘至と同じように
筋肉が割れているガタイだな。
今でも、1分持続できるんだろ?
壁在り片手逆立ち」
恵土「当たり前。
両方できるようにしているし
82kgを片手で維持できるようにしてるぐらいだ。
こんなもの、へでもなんでもない」
遊真「流石だな。説得力が在り過ぎる」
三雲(それ以前に…
恵土先輩って
昔から、不運な出来事に見舞われているような気が…;)
一人、胸の中でツッコミが呟かれた
恵土「それはそうと…
おみくじひくぞ!!」
三雲「お守りよりも厄年表よりもそっちですか!?;」
恵土「当たり前だ!!
そんな事やってる暇があるんなら
ぱっぱとやって、ぱっぱとどうにかしろってんだ!!」
三雲「完全に躍起になってる;」
遊真「目が燃えてるな」
そして引いてみるも…
恵土「ずうううううううううん)…;(チーン」
その場に倒れた;
遊真「う~む。また最凶か…
それより思ったんだが、最凶があるなら
最吉はないのか?」
三雲「それに関しては聴いたことないな;」
恵土「今年は厄年だ;生まれて来ちゃいけない年だ;」
三雲「それ以前に厄年じゃありませんよ?;
恵土先輩の年生まれの人たち!;」
恵土「いや、私は男扱いされているんだ。
それなら厄年になる。はっはっはっ;(がくっ」
三雲「ご愁傷様です;」
太刀川「おい、恵土!
今度こそはいいおみくじ引いて…
恵土「ずうううううううん);;;;;;;;;;;;」
太刀川「ダメだったんだな;」
迅「まあ…
今年は大荒れで、色々と大変みたいだしな」
恵土「はぁ~あ;
何だって私のサイドエフェクトは未来が見えないんだ;
もう、先が真っ暗で何も見えない;;(しくしく」
致し方なし;