第2章 田中恵土
遊真「そんなに凄いのか?」
レプリカ「そんな風に扱いこなせるものは
ネイバーにもいないだろう。
そして拡げたトリオンを
放出時に、物質を壊さず一点に集中させると言った事か」
恵土「眼に見えないように大気中にもやってるからね。
…って誰!?;」
レプリカ「私はレプリカ、ユーマのお目付け役だ。
多目的型トリオン兵として、有吾に作られた」
恵土「そっか。よろしくな、レプリカ^^」
レプリカ「よろしく、恵土。
遊真のこと、頼んだぞ」
恵土「え?」
レプリカ「近々結婚するんだろう?」
小南「え!?そうなの!?」
恵土「違うから!;
まずは映像見るんだろ!?;(あわあわ」
小南「恵土…
好きな人、いないの?」
恵土「ん~。ボーダーの皆が好きだよ^^
ほら、見よ?」
そして、見ると…
画面の中で、いやっほぉ~!!と暴れる恵土が…
遊真「ふむ。何歳の時のだ?」
小南「17歳。
といっても、8歳の時にトリガーを扱ってから
今の戦い方を完成させたのが、1週間後らしいし。
8歳半になって、それから旅を続けていた時
ネイバーを殺そうとするネイバーから、ネイバーを助け出したのよね。
その後で、11歳になって卑下してくる連中に言った言葉と
同じ考えを持つようになって…そんな時にトリガーが」
恵土「それは言わなくていい」
小南「…でも大丈夫なの?
普通のトリガーだったら、使えるトリオンの上限が決まってるし。
もし本気を出したら、破裂しちゃうし」
恵土「そうならないように、完全に調節できてるよ。
あのトリガーは…
白(ホワイト)トリガーは、今もよく解ってない。
私の全身全霊のトリオンを受けても破裂しないし」
遊真「破裂?どういうことだ?」
恵土「トリガーの受けるトリオン量が
あまりにも大きすぎる場合、耐えきれずにぶっ壊れるんだ。
だからトリガーが無くても
トリオンを使えるようにならないといけなかったんだ」